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2022年4月27日(水)から、芸術家集団Chim↑Pomが「Chim↑Pom from Smappa!Group」に名称を改めて活動すると発表した。経緯は現在開催中の『ハッピースプリング』展において、設営費などを賄う費用の協力要請を森美術館から受けた際、Smappa!Groupからの協賛申し出のみ断られたことに始まる。
文化都市のブランディングとして「接客を伴う水商売を行う会社のロゴは掲載しない」との返答を受け、Chim↑Pomは当面の間、正式名称を改名して活動する。
「改名のお知らせ」
— Chim↑Pom (@chimpomworks) April 19, 2022
Chim↑PomからChim↑Pom from Smappa!Groupに変わります。
どうぞよろしくお願いします。 pic.twitter.com/kIaj3ibz6s
職業差別は「旧来のジェントリフィケーションの典型」
Smappa!Groupはこれまでに新宿歌舞伎町のホストクラブをはじめ、ギャラリー兼バーのデカメロン、歌舞伎町初の書店であった歌舞伎町ブックセンター、介護施設の運営、街のゴミ拾いや地域行事への参加など、従来の「ホスト」のイメージを覆すさまざまな活動を行ってきた。
会長の手塚マキはChim↑Pomのメンバーであるエリイのパートナーであり、歌舞伎町商店街振興組合の常任理事やボランティア団体『夜鳥の界』のリーダーを務め、「水商売」を含むナイトワークへの偏見や差別と戦ってきた人物でもある。
Chim↑Pomは森美術館の対応について、「クリエイティブ産業が街から『猥雑』なものを十把一絡げに職種や属性により排除する『旧来のジェントリフィケーション』の典型」と声明文の中で指摘。改名については、「Chim↑Pom from Smappa!Groupを正式名称として、
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