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結成17周年を迎える日本の現代アーティストコレクティブ、Chim↑Pomの回顧展『Chim↑Pom展:ハッピースプリング』が2022年春に開催。展示期間中、新アートプロジェクト『くらいんぐみゅーじあむ』として、会場の森美術館入り口に託児所を設置することを発表した。
子ども連れの鑑賞者が訪れやすい環境をつくること
Chim↑Pomのメンバーであるエリイは、自身が子育て中に経験した美術館での体験を交え、ステイトメントで以下のようにコメントしている。
「美術館の泣き声。泣いたってかまいやしないよ、だって子どもだもの。鑑賞者はこの声を聴くことになるでしょう。すべからくこの世の関係者、誰もが全員、初めは赤ん坊だったし子どもだった。あなたも、私も、虫も木も。」
本プロジェクトではクラウドファンディングを実施し、支援金を託児所業務の委託費として活用。支援金額によって託児所の営業日が増える仕組みだ。リターンには、Chim↑Pomが描いたオリジナルぬり絵のダウンロードとぬり絵に彩色した作品の募集、会田誠、東村アキコ、河村康輔ら豪華審査員によるぬり絵コンテストなどがの催しが用意されている。
森美術館では開館以来、妊娠中の来場者や乳幼児とその家族と一緒に展覧会を楽しめるさまざまなプログラムを行ってきた。美術館鑑賞を通じて子育てしやすい世の中の実現に向け、今回の企画にも期待したい。
展示期間は2月18日(金)~5月29日(日)。クラウドファンディング締め切りは4月1日(金)を予定している。
『くらいんぐみゅーじあむ』クラウドファンディングの詳細はこちら
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