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日本の伝統行事として知られる「皇居千鳥ヶ淵 灯ろう流し」が、2025年7月30日(水)・31日(木)に開催。
皇居のお堀の一つである千鳥ヶ淵を舞台にした夏の風物詩として親しまれており、約2000個もの灯篭が水面を埋め尽くす幻想的な光景は圧巻だ。

千鳥ヶ淵の灯ろう流しは、戦後間もない1958年に始まった「千代田区納涼の夕べ」をルーツに持つ。荒廃した時代に希望の光をともす行事として生まれ、毎年この時期に開催されてきた。
灯篭には参加者の願いや祈りが込められており、水面に揺れる光の一つ一つが希望や、平和への強い思いを象徴している。

このイベントの醍醐味(だいごみ)は、ボートに乗って直接自分の灯篭を流せる「船上灯ろう」。料金は1隻1万円(以下全て税込み)で、3人まで乗船できる。1日60組の抽選制なので、参加を希望する場合は6月17日(火)17時までの期間に、公式ウェブサイトから申し込む必要がある。
日没後、ゆっくりと水面に放たれた灯ろうがゆらゆらと流れ、千鳥ヶ淵の夜を温かく照らす様子はとても美しい。

また、ボートに乗らずとも灯ろう流しに参加する方法もある。灯篭に直接願いごとやオリジナルメッセージを記入し、スタッフに放流してもらうことが可能だ。この「灯ろう」は1灯2,000円で、こちらも公式ウェブサイトでの事前購入が必須。千鳥ヶ淵のほとりから水面に放たれる願いごとを眺めるのも、趣深い体験となるだろう。
歴史と平和への願いが織り成す光の祭典で、夏の忘れられない思い出を作ってほしい。
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