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ニューヨークにまた新たな「未来」が追加された。マンハッタンにキャッシャーレス(レジのない)スターバックス店舗が登場したのだ。
同店舗は巨大小売企業2社の提携により実現。59丁目のパークアベニューとレキシントンアベニューの間にあるAmazon Goストア内にオープンした。
客はスターバックスのアプリで注文後、店内のデジタルスクリーンでドリンクの状況を確認。注文が準備できたら、バリスタからドリンクを受け取り、現金やクレジットカードのやり取りをせずにラウンジで飲む、もしくはそのまま店を出ることができる。同店舗では、コーヒーのフルラインアップメニューに加えて、同じスペースにあるAmazon Goの棚からサラダ、サンドイッチ、ペストリーなど、さまざまなアイテムを選ぶことももちろん可能だ。
ラウンジには個人用ワークスペース、USBポートや電源を備えた大きなテーブルなどもある。基本的に、自宅から離れた「新しいホームオフィス」と考えてもいいほどの環境が整っているといえるだろう。
スターバックスのグローバル成長・開発担当上級副社長であるケイティ・ヤングは、この店舗のオープンを発表したプレスリリースの中で、「この新しいコンセプトの店舗の目的は、スターバックスやAmazonのアプリを利用して外出先で食べ物や飲み物を購入したり、ラウンジでスターバックスが誇る伝統的なサードプレイス体験をしたりと、お客さまが一日の中で自分に合った体験を選択できるようにすることです」と述べている。
ヤングはまた2022年に、40丁目と8番街の間にあるニューヨーク・タイムズ・ビルディング内の店舗を含む、2店舗を追加オープンすることも明らかにした。
一方、ミートパッキング地区にあるスターバックス・リザーブ・ロースタリーでは、全米で最も人気のあるコーヒーの製造過程を見ることができる。この場所がこの地区で最も魅力的で美しい場所の一つであることは、今後も変わらないだろう。やはり、コーヒーには何かがあるということだろうか……。
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