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ニューヨークで「ライブNFT作品」がパブリックアートに

インスピレーションはガウディの建物

Anna Rahmanan
テキスト:
Anna Rahmanan
翻訳::
Time Out Tokyo Editors
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ニューヨークのロックフェラー・プラザで2022年5月13日(金)まで展示されているパブリックジェネレーティブアート作品『Casa Batlló: Living Architecture』は、非常に興味深い特徴を持っている。

それは常に変化し続ける「ライブNFT作品」であるということ。手がけたのは、トルコ系アメリカ人のメディアアーティストのレフィーク・アナドールだ。

この作品における多感覚的体験のインスピレーションになったのは、バルセロナを代表する建造物の一つであるカサ・バトリョ。設計者であるアントニ・ガウディの美学を定義する、一目で分かるファサードで知られている

アナドールは、バルセロナの気候データをリアルタイムで反映させ、時を刻むごとに異なる表情を見せるカサ・バトリョをデジタルで再現。生成された映像はロックフェラー・プラザで展示されているのに加え、1日限りではあるがバルセロナでカサ・バトリョそのものにもプロジェクションマッピングで投影される。なんとも近未来的なアートプロジェクトではないか。

ちなみに、ユネスコ世界遺産でライブNFT作品になったのは、カサ・バトリョが世界で初めてだという。

さらに『Casa Batlló: Living Architecture』は、5月10日(火)に開催されるクリスティーズのオークションイベント『21st Century Evening Sale』に出品される。このパブリックアートを気に入ったら、投資してみるのもいいかもしれない。専門家による見積もりは、100万〜200万ドル(約1億3,041万〜2億6,082万円)。売り上げの10%は、Associationació Aprenem AutismeとFundació Adanaの各機関に寄付される予定だ。

常に変化し続ける作品は、ニューヨークもしくはバルセロナを訪れて体験するのがベストだが、どんな作品なのかは、動画でも見ることができる。

原文はこちら

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