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「第77回カンヌ国際映画祭」が2週目に入った2024年5月20日、日本にとってうれしい発表があった。同映画祭はスタジオジブリの作品と功績をたたえ、「名誉パルムドール賞」を授与した。 パルムドールはカンヌ映画祭の最高賞であり、伝統的にその年の最優秀新作に贈られる。しかし、2002年以来、映画祭は業界に多大な貢献をした俳優や映画製作者にも名誉賞を授与している。
Gorō Miyazaki - Honorary Palme d'or for Studio Ghibli at #Cannes2024 ✨
— Festival de Cannes (@Festival_Cannes) May 20, 2024
"Ghibli was created 40 years ago by Hayao Miyazaki, Isao Takahata and Tokuma Shoten. They are the studio's greatest contributors, but through this award I would like to associate all the work of the teams… pic.twitter.com/G66ZL6gJSw
2023年、宮崎駿監督の10年ぶりとなる長編映画が公開され、2022年には愛知県に「ジブリパーク」がオープンするなど、近年スタジオジブリは多忙を極めている。これらの功績は、世界中のジブリファンによって称賛されているが、2024年のアカデミー賞で「君たちはどう生きるか」が長編アニメ映画賞を受賞したことで、ファン層はさらに拡大しているようだ。
この名誉あるパルムドールは、ジブリが達成した幅広い業績と、監督とともに働くスタッフの仕事に対して、適切かつ必要な評価である。
Gorō Miyazaki a un petit message pour tous les fans du Studio Ghibli 💛 Quel est votre Ghibli préféré ? #Cannes2024
— Festival de Cannes (@Festival_Cannes) May 20, 2024
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Gorō Miyazaki has a little message for all Studio Ghibli fans 💛 What's your favorite Ghibli? #Cannes2024 pic.twitter.com/JUKmoAC9dh
授賞式では、宮崎駿の息子で映画監督の宮崎吾朗がジブリを代表してトロフィーを受け取ると、会場はスタンディングオベーションで温かい拍手が送られた。
パルムドール授与に際し、東京の「三鷹の森ジブリ美術館」と愛知県の「ジブリパーク」のみで上映されていた宮崎駿が手がけた短編4作品「めいとこねこバス」「やどさがし」「パン種とタマゴ姫」「毛虫のボロ」が上映されたほか、「君たちはどう生きるか」の7年にわたる制作過程を追った荒川格による2時間のドキュメンタリーも上映された。同作は、2023年にNHKで放送された「プロフェッショナル 仕事の流儀」を拡大したものである。
カンヌ国際映画祭は今年、ほかに2つの名誉パルムドール賞を授与している。一つは映画祭初日にメリル・ストリープ(Meryl Streep)、もう一つは映画祭閉幕日の25日(日)にジョージ・ルーカスに贈られる。
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