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「日本観光といえば伊勢」と呼ばれる日が近いうちに来るかもしれない。伊勢観光再始動事業協議会が伊勢志摩エリアで「インタープリター養成セミナー」への参加者の募集をスタートした。インタープリターとは、観光地や文化的な場所で訪問者に対して案内や解説を行うエキスパートのこと。その土地の歴史や文化に精通し、観光客に対して魅力的な情報を提供する。
そんなインタープリターの担い手を、伊勢志摩エリアから輩出する試みが始まる。伊勢の「伊勢神宮」といえば、江戸時代から庶民の憧れの観光地として知られるとともに、古来「遷宮」をはじめ、さまざまな取り組みで持続可能性を追求し続けてきた場だ。現代の最重要項目ともいえるイシューを、歴史とその土地に生きる人々から学ぶことができる貴重な地域である。
養成セミナーでは、訪日観光客の興味に合わせて楽しく伊勢志摩地域の歴史・文化・生活について、その魅力と価値を多言語で伝えるといった、伊勢のインタープリターとして必要な知識やスキルを得ることができる。またセミナー終了後に実際のインタープリター帯同ツアーにインタープリターとして参加する機会も検討中だ。このほか、参加者はセミナーに関するフィードバックを提供する必要がある。
セミナーの実施は2023年10月(詳細は採用通知と併せて送付)で、応募条件は以下の通り。
応募条件
1. 日本語および英語に堪能(他言語スキルがあればなお可)
2. コミュニケーション能力と人間関係スキルが高い
3. 地域の歴史や文化に対する深い知識と興味がある
4. サービス精神が旺盛で、柔軟な対応力がある
5. 今後も伊勢志摩地域において、インタープリターとして活動する意欲がある
優遇条件
1. ガイド経験者優遇
2. 通訳・翻訳の資格や経験
3. 地域振興や観光関連のプロジェクト経験
受講料
無料(交通費は受講者負担)
応募方法
特設応募フォームに履歴書、職務経歴書を添付の上、必要事項を記入し、送信する
応募締切
2023年10月10日(火)24時まで
書類選考の上、採用者にのみ連絡となるので、注意してほしい。なお、同募集事業は伊勢観光再始動事業協議会の委託を受けて、一般社団法人日本地域国際化推進機構が行っている。伊勢志摩というローカルから、世界を股にかける旅先案内人として活躍してみては。
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