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書道とアートの常識を打ち破り、独自の作風で新境地を切り開いた書道アーティスト、原愛梨が2022年5月25日(水)〜6月1日(水)表参道の複合カルチャースペース、スパゲッティ(SPAGHETTI)で初の個展を開催する。
原は2歳から書道を始め、最年少で文部科学大臣賞受賞。文字と絵を組み合わせた「書道アート」という新しいジャンルを確立し、メディアやイベント、ジャンルを問わず幅広い分野で活躍している。2022年4月上旬には、ニューヨークタイムズスクエア前でパフォーマンスを行い、世界からも注目される存在となった。
同展では、これまで原が制作した書道アート作品や新作、会場の外観ガラス全面におよぶ高さ6メートルの作品など約30点を展示、販売する。原が扱う題材はアスリートをはじめ、歴史上の人物や動物、ことわざなど多岐にわたる。中でもアスリートの感動の瞬間を名前で描く作品はSNSでも話題だ。
元メジャーリーガーの上原浩治の引退を受け、彼の名前と投球フォームを融合させた作品や、2021年開催の東京五輪、2022年北京五輪で活躍した数々の心打たれる一瞬を描き出している。
プロ野球チームの福岡ソフトバンクホークスが優勝した際には、チームを象徴する鷹(たか)の羽に選手の名前を入れ「選手が一丸となって勝ち取った日本一」というテーマの作品を発表。同球団公式グッズにも採用された。
このほか、SNSで「#書道アートにしてほしい文字」を募集するという斬新な試みを行い、そこで集まったキーワードの中から52の言語を使用したインパクトのある『福を呼ぶフクロウ』も見逃せない。
営業時間は11〜18時、入場は無料だ。会期中は原も在廊する日があるという。書道と絵の掛け合わせで、個性あふれる斬新な作品を生み出す旬のアーティストから、インスパイアされる機会をもらいに行ってみては。
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