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「ニシイケバレイ」「神田ポートビル」をはじめ、さまざまな施設を手がけてきた須藤剛建築設計事務所が、自社事務所に併設する形で、マイクロ複合施設の「カド(CaD)」をオープン。同社がこれまで設計で関わってきた店舗や人とのつながりを集約したヴェニューとなる。
店名には、「街角」と「Charcuterie and Drink(食肉加工品と飲み物)」、街の暮らしを耕し発展させる「Cultivate and Develop」という3つの意味を込めている。また、都市計画のルールで幹線道路の目白通り沿いにしか店舗を出しにくいため、「事務所を構える街に巡る楽しさと奥行きをつくりたい」という願いもあるようだ。
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同施設では、約16平方メートルという空間ながら4ブランドが集約。店内の飲食は、ニシイケバレイ内にあるカフェ「チャノマ(Chanoma)」が監修する。
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ドイツの製法で仕上げる、沖縄のソーセージやハムの専門店「テシオ(TESIO)」の商品が切りたてで購入・飲食できるほか、1962年に千葉で創業し、「ギンザ シックス(GINZA SIX)」「錦糸町パルコ」で人気の酒のセレクトショップ「いまでや(IMADEYA)」がワインや日本酒をセレクトしている。
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何でもありの次世代コンビニエンスストアである「コンビニエンスストア髙橋」は、機械をなるべく使わずに、全て手作りで酵母やこうじを使ったパンを提供する。
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オープン後は、空間づくりに必要なアイテムを展示するショールームの「ツールボックス(toolbox)」や、ギャラリー「フウロ(fuuro)」をはじめ、近隣店舗とも連動。コミュニティーの地域拠点として、ギャラリーやポップアップショップなども行う予定だ。
春が訪れたら、コンパクトながらも魅力あふれる同施設に足を運びたい。
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