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新時代の複合施設を体現したスモールコンプレックス「カボ」が代々木上原に誕生

6月開業予定、代々木の人気店「ナンバー」がブックストアを併設してオープン

編集:
Genya Aoki
テキスト::
Runa Akahoshi
カボ
画像提供:株式会社301
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2023年6月、新しい時代の複合施設の形を提案するスモールコンプレックス「カボ ウエハラ(CABOuehara」が代々木上原にオープン予定だ。地上5階建てで、1階には飲食店やショップ、さまざまな用途の空間が混在する「ミクストユース」なフロア構成の2〜5階はオフィス区画と、ミニマルなライフスタイルに適応したレジデンス区画になっている。

カボ
画像提供:株式会社301

名前の「カボ(CABO)」は、「結合(co)と発散(ab)の循環」を意味している。「職・住・遊」の融合を基本コンセプトとする同施設から生まれる「つながり」が外へと波及していく力となり、新たな人を引き付けていく関係の循環を目指している。

カボ
画像提供:株式会社301

建物の顔となる区画には、日々の生活に寄り添う上質なコーヒーやカクテル、食事を代々木上原で提供してきた「ナンバー(No.)」が完全移転。新たにブックストアを併設してリニューアルオープンする。同店は「生活空間」としてのカフェ&バーと、「仕事空間」としてのデザインオフィスが融合した特徴的な空間が広がる。

ナンバーのオーナー、大谷省悟は同店について「朝はバリスタが淹れるおいしいコーヒ、夜はバーテンダーが作る上質なカクテルが飲めて、オールデイで気の利いた料理が食べられる。そういう人と人が出会い自由に語らう生活空間と、会話から生まれたアイデアを形にしていく仕事空間が、絶妙なバランスで融合している場所」と語る。

カボ
画像提供:株式会社301

1階奥の区画には、ユニークなスタイルで話題となった目黒の人気店「カビ(kabi)」と、国籍にとらわれない先鋭的な料理を提供する「ケイブマン(caveman)」から独立したチームによって誕生したレストラン「ウキヨ(ukiyo)」が出店。地域の人と食を求めて来訪する人の交差地点を目指す。

落ち着いた雰囲気の店内では、世界各国で研さんを積んだシェフが作るコース料理とドリンクペアリングを軸に展開。21時以降はバーとして、ナチュラルワインと遊び心のあるアラカルト料理が楽しめる。

現代の価値観やライフスタイルに即した新しい複合施設の在り方を体現した「カボ」。生まれ変わった代々木上原の人気店や、有名店が手がけるレストランが入居するなど、見逃せないポイントがめじろ押しだ。6月の誕生が待ち遠しい。

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