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ニューヨークで2021年12月16日(木)から公開される『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』に先駆け、同地にポップアップニューススタンドが出現した。架空のタブロイド紙であるデイリー・ビューグル紙が無料で配られた。スタンドが登場したのは、アッパーイーストサイドの86丁目とレキシントンアベニューの間。
ニューススタンドには、半分にマスクをかぶったピーター・パーカー(トム・ホランド)の顔の上に、「Public Enemy #1(社会の敵 第1号」と書かれたポスターが貼られている。スパイダーマンの世界におけるデイリー・ビューグル紙の発行人、ジェイ・ジョナ・ジェイムソンがやりそうな演出だ。
「フェイク新聞」の1面には、新作に登場するスパイダーマンが掲載されており、見出しには「スパイダーマニアの破壊網」、小見出しは「遅刻、不登校、車の全損。ピーター・パーカーの真実が明かされる」とある。
1面下には見られるのは、実在する損害保険会社であるリバティ・ミューチュアルの広告。同社によると3000部限定の無料新聞を発行するに当たり、実際に広告代理店のGoodby Silverstein & Partners、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントと提携したとのことだ。また、デイリー・ビューグル紙1面と同じコンテンツは、12月10日発行のニューヨーク・ポスト紙1面に広告として掲載された。
タブロイド紙の中面にはスパイダーマンを攻撃するための記事があり、スパイダーマンを目撃した人のための情報提供電話番号を紹介。この番号へ電話すると、ボイスメールにどこで「スパイダー・メナス」を見たか、「彼の秘密を解明」して「正義の鉄つい」を下すことができたなどの情報を残せるようになっている。我々も実際にかけてみたが、機能していた。
リバティ・ミューチュアルによると、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントと提携したのは、「多元宇宙からの悪者が襲ってきても、あなたのものを守ることができる保険会社としての地位を確立するため」だそうだ。
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントのグローバル・パートナーシップ&ブランド・マネジメント担当EVPであるジェフリー・ゴシックは、「この新作映画は製作開始以来、秘密やうわさ、そして大きな話題に包まれてきました。だからこそ、本物の限定版デイリー・ビューグルが、ニューヨークの秘密のニューススタンドで配布されることは、非常にふさわしいことです」と述べている。
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』では、ピーター・パーカーが自分の正体を世間に知られてしまったことでトラブルに。彼は衝突する2つの世界をどうにかしようと、ドクター・ストレンジに助けを求めるが、それが大きな賭けとなる。
公開が楽しみだ。
訳注:日本での公開は2022年1月7日(金)から。
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