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ニューヨークのマンハッタンを代表する超高層ビルは、One World Trade Center。ではブルックリンの場合は? もうしばらくすると、「Brooklyn Tower」がその答えになる。
Brooklyn Towerは、93階建てで、高さ1066フィート(約324メートル)。現在は建設中だが、2022年の完成時にはブルックリンで最初のスーパートール(300メートルを超える超高層ビル)かつ、最も高いビルとなる。ちなみに、One World Trade Centerの高さは1776フィート(約541メートル)で、今のところのブルックリンの最高層ビル、Brooklyn Pointは高さ720フィート(約219メートル)だ。
このビルは、SHoP ArchitectsとJDS Development Groupの共同プロジェクト。ブルックリンのランドマークであるDime Savings Bankに隣接していて、下層階は賃貸型小売スペース、上層階は150戸の分譲住宅と400戸の購入用住宅が入る。また、フィットネスジムなどの施設も充実。上層階からはもちろん、マンハッタンの景色とイーストリバーが見渡せる。
建物のデザインはフルートに細長く、円筒型、三角型を取り入れているのが特徴。下層部は大理石をフィーチャーし、上に向かって黒いステンレススチール、ブロンズ、銅と、色合いが変わっていくのも面白い。
プロジェクトのプレスリリースでは、Brooklyn Towerのデザインについて「このタワーの印象的なフォルムは、かつて地元の人々がダイム硬貨(10セント硬貨)で貯金口座を開設できた場所で、ブルックリンの歴史的建造物であるDime Savings Bankに見られる六角形と、内装の装飾パターンからインスピレーションを得ています」と説明している。
広報担当者によると、Brooklyn Towerの住宅部分が正式に販売されるのは、2022年初頭から。つまり、ブルックリンの上空にそびえ立つこの建造物の巨大さを本当に理解するには、まだ数カ月が必要だ。
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