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ウイスキーの祭典『ブルックラディウイスキーフェスティバル2022』が、六本木ヒルズ大屋根プラザでスタートした。本イベントは、スコットランドのアイラ島で行われるウイスキーフェスティバルをオマージュしている。ブルックラディは、1881年に誕生したアイラ島北部の蒸留所。1994年の閉鎖を経て、2012年から生産を復活した。
アイラ島にはボウモアをはじめ9つの蒸留所があるが、ブルックラディは「テロワール」を大切にした製造が特徴だ。テロワールとは、もともとはワインで使われていた、土地の風土や気候によってもたらされるブドウの個性、熟成における個性のことを指す。この考え方を初めてウイスキーの世界に持ち込んだのがブルックラディだ。蒸留所では、アイラ産の大麦(50%)と湧き水を使用、熟成させボトリング。「そこでしか造れないもの」にこだわった製造をしている。
「アイラ島のウイスキーなんだから、そりゃそうだろう」と思うかもしれないが、スコッチウイスキー協会の定義によると、アイラ島で蒸留していればアイラウイスキーを名乗ることが許される。ブルックラディのように徹底してテロワールにこだわる手法は希少なのだ。
イベントでは『ブルックラディ』『ポートシャーロット』『オクトモア』『ザ・ボタニスト ジン』4ブランドのブースを設置し、最もおいしい飲み方で提供(グラス500円から)。飲み比べセットも用意する。
ターコイズブルーのボトルが印象的な、『ブルックラディ』はノンピーテッド麦芽を使用しており、「ピーティでスモーキー」という私たちのアイラウイスキーのイメージを小気味よく裏切る。一方、『ポートシャーロット10』はピート感のあるシングルモルト。ノンチルフィルターで着色料無添加、熟成には3種類の樽(たる)を使用し、その個性が華やかに調和している。ちょっとした薬っぽい味わいがまた個性的だ。
原宿のサンキース ペントハウスとコラボレーションし、ブルックラディを用いたフードメニューも用意。そのほか、アイラ島から直輸入した限定グッズの販売や、レコードブース、ブルックラディの再生を追ったドキュメンタリー映画『The Water of Life』の上映など、盛りだくさんの内容となっている。
イベント期間の4月24日(日)まで1日2回、日本専属ブランドアンバサダーであるジャック・チェンバースによるセミナーも実施。ミュージシャンでもあるチェンバースは、アイラ島の音楽をかけつつ、アイラウイスキーの魅力をレクチャーしてくれるので、知識を深めたい人は参加を勧めたい。
六本木に突如出現するアイラ島空間で、アイラウイスキーの魅力に開眼しよう。
『ブルックラディウイスキーフェスティバル2022』の詳細はこちら
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