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銀座 蔦屋書店が、オープンから5周年を記念した展覧会を開催する。テーマは「『物質』としての本が辿り着く一つの未来」の提案。紙媒体の本が持つ、テキスト、印刷、製本などの要素を取り入れ、本をアート作品として表現するブックアートのアーティスト、太田泰友の新作個展となる。
太田は、ドイツでブックアートの最高学位であるマイスターシューラー号を取得した、初の日本人アーティストだ。高度な製本技術と感性から作り出す独自のブックアート作品は、これまでハーバード・ライブラリー、ドイツ国立図書館をはじめ、国内外で評価を受けてきた。
本展『太田泰友の標本室』では、太田が2017年以降に手がけてきたブックアートをまるで標本室のように鑑賞できる。書店という森の中で本をサナギのように見立てた『Pupal』シリーズをはじめ、新作や過去の代表作品もそろう。本でありながら本ではない、美しさを極めたブックアートの世界をのぞいてみよう。
期間は2022年4月1日(金)〜4月22日(金)。作品は、銀座 蔦屋書店店頭で1日(金)10時30分から、オンラインマーケットプレイス『OIL by 美術手帖』では6日(水)10時30分から販売開始する。
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