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ボブ・マーリーが住んだ建物に住む? ロンドンのフラットが売出し中

外壁にはブルー・プラークも

Jessica Phillips
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Jessica Phillips
Social Media Editor
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もしあなたの銀行口座に大金があったなら、何に使うだろうか。バットモービルのレプリカを手に入れる、それとも海に沈んでいるタイタニック号を見に行くなど選択肢は豊富だ。不動産への投資はどうだろう? ちょうど、ロンドンのブルームズベリーの出物がある。

その物件とはビクトリア時代に建てられたレンガの外観を持つRidgmount Gardensというアパートメントの1戸。4つの寝室、2つのバスルーム、応接室という間取りで、暖炉と窓は建設当時のもの。共有部分には住民用庭園もある。価格は、165万ポンド(約2億4,690万)。実はこのアパートメント、ボブ・マーリーがロンドンに最初に来た1972年に住んでいた場所だ。

レゲエアーティストのマーリーは、ジョニー・キャッシュのライブの前座を務めるために、イギリスに来訪。レコード会社との契約を得るためにバンド、ザ・ウェイラーズとツアーをしていた。

アイランド・レコードのオーナー、クリス・ブラックウェルと出会ってからは、政治色の強いアルバムを次々とリリースし、大成功を収めた。マーリーの死後、1984年にリリースされたアルバム『Legend』は、ビルボードのトップ200チャートに600週以上もランクインし、大ヒットしている。

現在、アパートの内装は、床、天井、壁、家具などすべてが白で統一されており、マーリーが住んだ時代の雰囲気を残しているとは言い難い。しかし外には、この場所が文化遺産であることを示す、「ブルー・プラーク」(青い銘板)が、誇らしげに取り付けられている。

これは2006年、黒人歴史月間の一環として、マーリーの未亡人であるリタによって、除幕されたもの。ロンドンにある900のブルー・プラークのうち、黒人やアジア系の人物にささげられたものはわずか4%で、マーリーの銘板はそのうちの一つだ。

マーリーといえば、彼の人生と音楽をテーマにしたミュージカル『Get Up Stand Up! The Bob Marley Musical』が、2021年10月からウエスト・エンドで上演される。こちらも楽しみだ。

原文はこちら

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