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2022年12月6日、「恵比寿ガーデンプレイス」内の旧「ビヤステーション恵比寿」跡地に、「ブルーノート東京」で知られるブルーノート・ジャパンが新業態のダイニング「ブルーノート・プレイス(BLUE NOTE PLACE)」をオープンした。
日替わりで楽しめるライブやDJ
ブルーノートの魅力といえば、間近で鑑賞できるトップアーティストたちの生演奏。ブルーノート・プレイスでは、DJイベントの木・金曜日を除き日替わりでさまざまなライブが催される。
ディナータイムのテーブルチャージは1,100円(ドリンク・料理代別、以下全て税込み)。カジュアルなスタイルで、演奏を贅沢に楽しめる。取材日の12月14日は、ジャズベーシストの中林薫平のもとに集まったトリオメンバーと精鋭ゲストによる一夜限りのジャズライブ「kun!JAM」の開催日で、リハーサルが行われていた。
スケジュールは以下の通りだ。
月:PIANO SOLO(ソロやトリオなどピアノのライブ演奏)
火:LIVE EXP#(多様なジャンルの若手ミュージシャンが出演)
水:JAZZ(若手から実力派までジャズのライブ演奏)
木・金:DJ(多方面で活躍するDJによるプレイ)
土・日:LATIN/BRAZIL/WORLD(ワールドミュージックのライブ演奏)
ライブ感あふれるオープンキッチン
店舗デザインは、乃村工藝社A.N.D.の小坂竜を中心としたデザインチームが担当。吹き抜け2階建てとれんが造りが特徴のビヤステーション跡地を生かしつつ、現代的で解放感あふれる仕様に仕上げた。
200席以上の座席は、1階と2階のテーブル席をはじめ、バーカウンター、ラウンジ、個室、半個室、テラスなど多様なシーンに対応する。広い天井に響くスピーカーはタグチクラフテック社によるもの。
2階のブックライブラリーは「バッハ(BACH)」のブックディレクター・幅允孝(はば・よしたか)が選書した本が並び、席でゆっくりと読める。
オープンキッチンで作る「モダンアメリカン」をテーマにしたディナーメニューは、コース予約(8,000円から、サービス料別、以下全て税込み)のほか、アラカルトでも注文できる。
人気のメニューは、カニやカキなど新鮮な魚介類を盛り付けた「シーフードプラッター」(1段3,800円、2段8,000円)。そのほかバーベキューやハンバーガー、ガンボ、ダンプリングなどアメリカらしいメニューを、フレンチベースの技法でブルーノート流に仕上げている。
ナチュラルワインの品揃えはボトル40種類以上(6,000円から)、グラス10種類(1,100円から)があり、ワインを楽しみに訪れる客も多いという。
そのほか、長野県小諸市で作られた浅間農園のモモやリンゴのフルーツジュース(800円)や、爽快感あふれる味わいの「ブルーノートエールビール」(950円)などクラフトビールもそろう。ぜひ料理とのペアリングを楽しんでほしい。
ブルーノート初のテイクアウトスタンドとランチ営業
1階外のスタンドでは、ジャズ発祥の地であるアメリカ・ニューオーリンズの名物スイーツ「ベニエ」や、京都・北大路に拠点を置くロースタリーラボ「北大路焙煎室」のコーヒー、ニューヨークやボストンの家庭の味「クラムチャウダー」などを提供する。
早くもリピーターでにぎわうランチタイム営業もあり、今後は週末ブランチタイムのライブなども企画していきたいという。
席は公式ウェブサイトから予約を受け付けているが、空きがある場合は当日、仕事帰りにふらっと立ち寄ることもできる。 クリスマスや年越しカウントダウンなど、年末に向けて盛り上がりを見せるブルーノート・プレイスで、上質な音楽と食事を楽しもう。
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