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誰もが走れる未来を目指して、競技用義足のためのクラウドファンディング始動

「ギソクの図書館 Blade for All」によるプロジェクト

テキスト:
Time Out Tokyo Editors
ギソクの図書館 クラウドファンディング
Photo:「義足ユーザーの「走りたい」を叶えたい サポーター募集」(https://readyfor.jp/users/283536)
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「足を失っても『走りたい』と思う人々の思いを消さないために――」。大人から子どもまで義足ユーザーが競技用義足を図書館のように借り、併設されたトラックで自由に走ることのできるプロジェクト「ギソクの図書館 Blade for All(ブレードフォーオール)」が、新たなクラウドファンディグを開始した。

今回のプロジェクトは、無期限で寄付を募集。以下の4つの目的に活用される。

・義足用のブレードを含む安価なパーツの開発、走ることによる身体、心理的変化などの追跡調査を行う「研究開発」
・切断やソケット情報の確認、必要なパーツの用意とフィッティング、義足の付け替えの講習やランニング練習など「義足ユーザーのサポート」
・ギソクの図書館と各地でのランニングイベントを開催する「ランニングクリニック」
・ユーザー向けの義足の交換手法や走るトレーニング、医療従事者向けの情報集約と提供、一般向けの体験用義足を用いた教育ツール、海外向けの多言語化を整える「教育ツール」

マンスリーサポーターの募集で、コースは月額500円から1万円までの5種類。それぞれお礼のメールやメールマガジン、報告会のリターンなどが用意されている。

日本には約6万人の義足ユーザーがいるが、その中で競技を含めて義足用ブレードを使って走ることができる人はほとんどいないそう。「一人でも義足の子がいれば、その子が走れるようにしてあげたい」というパラアスリートの一言から始まったプロジェクトに、今できることをしよう。

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