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食欲の秋と呼ばれるほど、この季節はさまざまな「旬」の味が楽しめるものだが、今年の秋は映画シーンが旬を迎えている。この10月には、毎週映画館に通いたくなる待望作が続々と公開されるのだ。
ここでは、コロナ禍で1年以上延期となっていた『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』や、園子温のハリウッドデビュー作『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』など、タイムアウト東京が注目する10月に公開される作品を紹介する。
『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』※2021年10月1日(金)公開
監督:キャリー・フクナガ
ジェームズ・ボンドの活躍を描く「007」シリーズ25作目。ダニエル・クレイグが5度目のボンドを演じ、前作『007 スペクター』から引き続きレア・セドゥ(Léa Seydoux)、ベン・ウィショー(Ben Whishaw)らが登場する。今作では、誘拐された科学者を救出するという任務に就いたボンドは、その過酷なミッションの中で、世界に脅威をもたらす最新技術を有した黒幕を追うことになる。
また、映画『ボヘミアン・ラプソディ』のフレディ・マーキュリー役でアカデミー主演男優賞を受賞したラミ・マレック(Rami Malek)が悪役として登場するのも見逃せない。
『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』※2021年10月8日(金)公開
監督:園子温
映画『愛のむきだし』『冷たい熱帯魚』などで知られる鬼才、園子温のハリウッドデビュー作。豪華キャストによるアクションや、ハリウッドならではのエンターテインメント性とともに楽しめる痛快作だ。主演を務めるのは実力派俳優、ニコラス・ケイジで、本作では銀行強盗を繰り返す「悪名高きヒーロー」を熱演している。
舞台は「ゴーストランド」という刀を持ったサムライとウエスタン文化が入り混じった架空の街。奇妙な住人たちとの出会いや、刀を持ったサムライや西部劇風の敵たちとのスリリングな戦いを繰り広げながら混沌(こんとん)とした街を奔走する。ニコラスの緊張感あふれるアクションシーンはもちろん、栗原類や渡辺哲などの日本人キャストとの共演にも注目だ。
『DUNE デューン 砂の惑星』※2021年10月15日(金)公開
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
映画『ブレードランナー2049』などで知られるドゥニ・ヴィルヌーヴが、フランク・ハーバートのSF小説の古典を新たに映画化したSFスペクタクルアドベンチャー作品。かつてアレハンドロ・ホドロフスキーが画家のダリなどをキャスティングしたが途中で頓挫、その後デビッド・リンチによって映画化されている本作を、どうアレンジしているのかが気になるところだ。
主人公のポールは、人気実力派俳優のティモシー・シャラメ(Timothée Chalamet)が務めている。
また、12月には『マトリックス レザレクションズ』 も公開される。今年の終わりまで映画界から目が離せない。
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