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駐日イラン・イスラム共和国大使館で「美しいイラン」展が開催中

好評のため会期を8月11日まで延長

テキスト:
Genya Aoki
『美しいイラン展』
Photo: Time Out Tokyo Editors
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港区南麻布にある駐日イラン・イスラム共和国大使館で、2021年8月11日(水)までイラン・イスラム共和国の伝統と文化を発信する展覧会『美しいイラン』が開催している。本来は8月6日(金)までの企画だったが、大好評のため会期を延長した。

イランのことを一人でも多くの人に知ってもらうことを目的に、ユネスコ世界遺産に登録されている歴史的建造物や名所をはじめ、食文化や伝統技術、工芸品などを約20点のパネル展示をメインに、貴重なモニュメントや手工芸品とともに紹介する。

『美しいイラン展』
Photo: Time Out Tokyo Editors

ユネスコ世界遺産であるペルセポリスの遺跡にある「万国の門」の両側に鎮座する人面有翼獣神像のオブジェや、3000年以上前からイランに存在する伝統的なスポーツである「ズールハーネ」で使用されているこん棒などが並ぶ。紀元前から存在するというレリーフは、当時の技術力の高さを感じさせる見事な作品だ。現地の著名工房が寄贈した堂々たるペルシャ絨毯(じゅうたん)は、細部の色彩や模様が美しいので、ぜひチェックしてほしい。

『美しいイラン展』
Photo: Time Out Tokyo Editors
『美しいイラン展』
ペルシャ絨毯(Photo: Time Out Tokyo Editors)

ほかにも、エスファハーンのイマーム広場、ビーソトゥーンの碑文などといったユネスコ世界遺産に登録されている文化遺産や自然遺産などを紹介をしたパネルには、イランという国が持つ長く豊かな歴史が詰まっている。紀元前3000年の史跡、建築、ペルシャ式庭園、無形文化遺産などから、あまり知られていない「フルーツ大国」としての側面に光を当てたパネル展示まで、興味深く見逃せない。

『美しいイラン展』
Photo: Time Out Tokyo Editors

入館は無料。営業時間は8月6日(金)までは10〜20時。8月7日(土) 〜11日(水)は18時に閉館する。普段は立ち入ることができない大使館で、イランの伝統と文化をのぞきこんでみよう。

駐日イラン・イスラム共和国大使館の詳細情報はこちら

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