ニュース

若い世代に銭湯の魅力を、東上野の寿湯がポップに変身

ビームスジャパンなどとコラボ、『銭湯のススメ。』第2弾が開催中

テキスト:
Dina Kartit
Beams Japan, Sento no Susume
Photo: Sento no Susume/Beams Japan
広告

日本の文化の一つである銭湯の廃業が後を絶たない。原因とされているのは経営者の高齢化や後継者不足、水道事業の民営化などの問題だが、私たちの身近にある銭湯が減っていくのは悲しいことだ。

そんな銭湯の素晴らしさを伝えるためのイベント『銭湯のススメ。』が、東上野の寿湯で開催されている。このイベントは、ビームスジャパンと、『テルマエ・ロマエ』の作者として知られる漫画家のヤマザキマリ、牛乳石鹸共進社株式会社のコラボレーションにより企画されたもの。若い世代に銭湯文化を広めるべく2019年からスタートし、今回で2回目となる。

寿湯の浴場にはヤマザキ描き下ろしの銭湯絵が描かれており、手書き文字をプリントしたのれんが登場。大胆なモノクロのイラストはスポーツと風呂がテーマで、銭湯富士やオリンピック競技、古代ローマ風の文字などが組み合わせられている。

Beams Japan, sento
Photo: Sento no Susume/Beams Japan

また、BEAMS JAPAN渋谷、京都各店、BEAMS STREET UMEDAにはポップアップショップが開設中。ヤマザキによる銭湯グッズや、牛乳石鹸とのコラボレーションアイテムなどがそろう。

Beams Japan, Kotobuki Yuu public-bath in Higashi-Ueno
Photo: Kotobuki Yuu/Beams Japan

そのほか、スポーツの後に汗を流す場としても活用される銭湯文化を反映し銭湯店主おすすめのランニングコースも紹介。開催期間は2021年9月15日(水)まで、開催地の寿湯の入浴料は470円だ。この機会に、銭湯が守られるべき文化であることを再確認することができるだろう。

イベントの詳細はこちらから確認を。 

関連記事

東京、銭湯富士10選

週末、体を芯から温める5のこと

高円寺の老舗銭湯、小杉湯が登録有形文化財へ

東京、銭湯のオリジナルTシャツ7選

川口の観光案内所、喜楽湯にサウナマンが行ってみた

東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら

最新ニュース

    広告