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「芸の新橋」と呼ばれ、全国各地の花街の中でも特別な地位を誇る新橋花柳界。当地の芸者衆が稽古の成果を見せる発表会として1925年に始まった「東(あずま)をどり」が、今年も「新橋演舞場」で開催される。普段は「一見お断り」と門戸を閉ざす花柳界を垣間見るチャンスだ。
かつては谷崎潤一郎や川端康成が戯曲を、横山大観や竹内栖鳳が舞台美術を手がけるなど、日本文化の粋を尽くした舞台作品を作り上げていた。現在では、芸事だけでなく料亭としての魅力も伝えるため、幕間(まくあい)に食事や酒を提供する形式となっている。
2024年5月24日(金)~5月27日(月)の日程で開催される第99回「東をどり - 新ばし白花繚乱」では、尾上流の菊之丞家元による舞台が2幕構成で披露される。開演前や幕間の30分間には、各料亭が競って自慢の美酒や酒肴(しゅこう)を提供。シャンパン「ドン ペリニヨン」のブース出展も恒例となっている。
チケットはチケットサイト「カンフェティ」から購入可能で、料金は1万円(以下全て税込み)の桟敷席のほか、雪席8,000円、月席6,000円など。自由席の花席は2,000円とリーズナブルだ。月席・花席には、地下食堂「東(あずま)」で提供される陶箱弁当がセットになったチケット(各6,000円追加)も用意されている。
来年には記念すべき第100回を迎える「東をどり」。芸者衆の踊りと料亭の味で、1日だけでも花柳界を堪能してみては。
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