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オーストラリアが国境閉鎖措置を緩和

まずは11月めどに、自国国民および永住権保持者から

Sophie Dickinson
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Sophie Dickinson
Freelance contributor
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ワクチン接種が世界中でスピードアップする中、オーストラリア政府が2020年3月から続けていた厳しい国境閉鎖措置の終わりが見えてきた。元々この措置は2022年まで続けられる想定だったもの。ワクチン接種率が順調に進めばという条件は付いているが、早ければ2021年11月には、まずオーストラリア国民および永住権保持者の入出国規制が緩和される見込みだ。

オーストラリア首相、スコット・モリソンは、各州のワクチン接種率が80%に達した時点で規制緩和を行うという方針を発表。「今こそ、オーストラリア人の生活を取り戻す時だ」と述べた。規制が緩和された後、ワクチン接種を完了したオーストラリア人または永住権保持者はオーストラリアへ入国する際、求められるのはこれまで義務づけられてきた14日間のホテル隔離ではなく、7日間の自宅隔離となる。ただし、ワクチンを接種していないば場合は、引き続きホテルでの隔離が必要。

一方、海外から訪れる観光客への入国規制の緩和はまだ先になりそうだ。しかし、オーストラリア政府は「観光客を再び迎え入れることに向けて」取り組んでいると説明している。

幸いなことに、カンタス航空のような大手航空会社が国際便再開を計画している。これまでのパンデミックに対するオーストラリア政府の慎重な姿勢を考えると、今後の展開は流動的な部分もあるが、少なくともカレンダーにオーストラリア旅行の予定を書き込むぐらいは、もうしてもいいのかもしれない。

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