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海外旅行を計画する際、目的地を選択する理由に、空港の良し悪しが含まれることはあまりない。しかし、免税店のラインアップやラウンジなどを重視し、「この空港を使いたい」とこだわりを持っている人も少しはいるはずだ。そんなマニアックな人が毎年気にしているであろう、スカイトラックスによる『世界のベスト空港ランキング』の2021年版が発表された。
今年のランキングでは、ドーハのハマド国際空港が初めて1位の座を獲得。同空港はまさに「ラグジュアリー」な雰囲気で、アート作品やスカッシュコート、スイミングプールなども備えているのが特徴だ。さらにカタール航空を使う人には、空港スタッフによる市内観光やVIP送迎サービスなど、より贅沢なサービスも提供。乗り継ぎであっても、ただ急いでゲートを通過するのはもったいない空港といえる。
昨年の第1位から第3位に後退したのは、シンガポールのチャンギ国際空港。森のように緑豊かで、水を活用したダイナミックな演出が素晴らしい空港だが、惜しくも東京の羽田空港にも抜かれてしまった。またトップ10には、日本から成田空港（5位）、関西空港（9位）もランクインしている。
このランキングは一般の人々の投票をもとに作成。スカイトラックスによると、最終の順位決定には各空港の施設の充実度やデザインなどの要素と同様、新型コロナ関連の安全対策も加味されているという。今年のランキングは、旅行業界にとって非常に変化の多い時期を反映しているものになったといえるだろう。
10位までにランクインした空港は以下の通り。
世界のベスト空港ランキング 2021
（スカイトラックス）
1. ハマド国際空港（ドーハ、カタール）
2. 羽田空港（東京国際空港）（東京、日本）
3. シンガポール・チャンギ空港（シンガポール）
4. 仁川国際空港（ソウル、韓国）
5. 成田国際空港（千葉、日本）
6. ミュンヘン空港（ミュンヘン、ドイツ）
7. チューリッヒ空港（チューリッヒ、スイス）
8. ロンドン・ヒースロー空港（ロンドン、イギリス）
9. 関西国際空港（大阪、日本）
10. 香港国際空港（香港）
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