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今年もアジア地域全てのバーの中から最高のバーを決めるアワード『Asia's 50 Best Bars 2021』の季節がやってきた。
2021年5月6日にオンライン授賞式が開催され、渋谷のカクテルバーであるエスジー クラブが日本国内で最高位となる第3位の受賞を果たした。さらに今年はランキングのリストを50軒拡張し、合計100のバーを選出。日本からは、他国と比べ最多となる20のバーがリストインした。本記事では、日本からリストインしたトップバーを順に紹介していこう。
エスジー クラブは、店内に全く雰囲気の異なるバーが存在するのが特徴的だ。「Sip」と名付けられた酒場のような雰囲気の洗練された空間と、「Guzzle」という昼間においしいカレーも楽しめるカジュアルなバー、会員制のシガーとカクテルのペアリングを楽しめる「Savor」の3フロア。提供されるカクテルは、クラシックであると同時に革新的であるという完璧なバランスを持った一杯である。
また、創設者およびヘッドバーテンダーである後閑信吾は、業界の進歩に最も貢献した一人として評価されるとともに『Roku Industry Icon Award』も同時受賞した。そのほか、同バーを運営するエスジーグループからは、2020年6月に渋谷宇田川町にオープンさせた「大正モダンな特殊喫茶(カフェー)」を現代のカクテルバーとして表現した新たな店舗であるザ ベルウッドが、69位に入っている。
昨年は15位にランクインしていた新宿のベンフィディックは、今年は9位と順位を上げた。薬草を使用した珍しい酒を多く提供するバーだ。昨年、東京以外のバーで初めてリストインした京都のトップバーの一つであるビーズニーは、今年は日本で3番目に優れたバーとして18位に位置している。
同ランキング常連のバーハイファイブは24位と順位を昨年から4位下げたが、100万ドルのカクテルという名前を持つ『ミリオン・ダラー』など、日本発のクラシックカクテルなどを提供し、東京最高のバーの一つとして変わらぬ人気を維持している。
アブサンミックスドリンクで有名なバートレンチは43位、1996年に国際バーテンダー協会(IBA)が催す世界カクテルコンクールにおいて、 日本人初となる優勝の栄誉に輝いた岸 久がオーナーを務める名門スターバーは50位にランクインした。
51位以下にランクインした日本の店舗は下記で確認しよう。
56. 石の華(渋谷)
57.バー ランドスケープ(銀座)
60.ミクソロジーヘリテージ(日比谷)
62.ランプ バー(奈良)
72.バー オーチャード ギンザ(銀座)
80.バー ロッキングチェア(京都)
84.リキッドファクトリー(渋谷)
87.ミクソロジー サロン(銀座)
94.アーク ラウンジ バー(青森)
98.メメント モリ(虎ノ門)
99.ゲン ヤマモト(麻布十番)
東京では、非常事態宣言下で外での飲酒には自粛が求められているが、外に出かけられるようになった際には感染対策をしつつ、一人静かに極上のカクテルとの対話を楽しんでみるのもいいかもしれない。
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