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「浅草 酉の市」の伝統行事、秘仏ご開帳をYouTubeで世界初配信

例年は非公開、コロナ禍で法要の様子を伝える初の試み

Hisato Hayashi
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Hisato Hayashi
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2021年『酉の市』祭事の様子
2021年『酉の市』祭事の様子
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冬の訪れを感じる伝統行事の「酉(とり)の市」。11月の酉の日(十二支)を祭日として、開運招福と商売繁盛を願い、浅草の酉の寺(鷲在山長國寺)をはじめ関東各地の寺で華やかな祭りが開催されている。2021年、酉の寺奥浅草観光協会は、『浅草 酉の市』で行う秘仏開帳の様子をYouTubeで無料ライブ配信することを決定した。

祈祷の依頼受けおとりさまご開帳の様子を配信

『浅草 酉の市』は、酉の寺の鷲妙見大菩薩(鷲大明神、おとりさま)を安置した厨子(ずし)の扉を開くご開帳の法要で始まる。400年もの歴史を持ち、途絶えることなく継続されてきた非公開行事だが、今年はその様子を配信。「コロナ終息、退散」祈念の目的と、新型コロナウイルスの影響で参拝に訪れることができない全国各地の人々から祈祷(きとう)依頼が殺到していることを受け、史上初の試みとなった。

冬の風物詩『浅草 酉の市と秘仏ご開帳』LIVE配信

日時は11月20日(土)23時45分~24時20分。酉の寺から生中継し、読経や太鼓、宝剣振りなどの行事の様子を伝える。

『浅草 酉の市』は11月9日に行われ、次回「二の酉」の開催を21日(日)に予定。開運招福の熊手やお守りの販売のほか、にぎやかな屋台なども出店する。自宅で配信を見るもよし、浅草に出かけるもよし、冬の風物詩を楽しもう。

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