[title]
焼きたての自家製パンや焼き菓子、本格コーヒーが味わえるカフェ「コーヒーアンドベイク アチュー!(COFFEE&BAKE achoo!)」が、2023年11月23日、阿佐ヶ谷にオープンした。
同店を営むのは、茨城県を中心に15店舗展開する「サザ コーヒー」などで腕を磨いた関谷と、食べログ百名店常連のベーカリーや人気焼き菓子店で経験を積んだ佐藤の2人だ。関谷がコーヒー、佐藤がパン・焼き菓子を担当し、パン好きとコーヒーラバーをとりこにするクオリティーで早くも話題を集めている。ハイレベルのコーヒーショップとベイクショップが手を組んだ夢の一軒とも言えるかもしれない。
店内は、大きな窓からたっぷりと陽光の入る開放的な空間。イギリス製のアンティークや「オールドカリモク」の椅子、シックなシャンデリアなどが配されている。席数はカウンター10席、テーブル8席、ソファー4席と、ショートブレイクからゆったりとしたカフェタイムまで幅広い用途で滞在できるのもうれしい。
コーヒー豆はワインセラーを用いて保存温度まで徹底管理
ドリンクはブレンドのほか、シングルオリジンやデカフェなど常時6種類のコーヒー豆を用意。ハンドドリップコーヒーまたはカフェラテなどのエスプレッソメニューが味わえる。おすすめは、浅いりのコーヒー豆で淹れたエスプレッソだそうだ。
関谷は、バリスタ選手権「ジャパン バリスタ チャンピオンシップ」に出場した経験を持つ。その後、選手権で審査員を務める石井利明が営む「アマメリア エスプレッソ」に入社。石井の下で日々コーヒーの鍛錬を積み、高い抽出技術や味の見極め方を体得した。
同店では格別な一杯を提供するために、焙煎(ばいせん)豆のエイジングや水質調整のほか、ワインセラーを用いて温度を一定にするなど徹底した管理を行っている。
焙煎機は、日本ではまだ珍しいトルコの「BESCA」を導入。現在はアマメリア エスプレッソから仕入れた豆をメインに使用しているが、今後は自家焙煎豆の比率を増やしていく予定だ。
店頭にズラリと並ぶ、焼きたてパンや焼き菓子の数々
カウンターには、佐藤が毎日焼き上げる10種類ほどのパンや、スコーンなどの焼き菓子が所狭しと並んでいる。人気の「クロワッサン」(320円、以下全て税込み)は食べた瞬間、芳醇(ほうじゅん)なバターの香りが口いっぱいに広がり、ずっしりとした生地は食べ応えも十分だ。
同店を訪れたらぜひ味わってほしいのが、ねこの肉球をモチーフにした「フィナンシェ」(220円)。佐藤はかつて、フィナンシェが1日700個以上も売れる人気焼き菓子専門店で製造を担当していた。材料の選定から生地の混ぜ方、温度管理など、これまで積み上げてきた経験を存分に生かしたフィナンシェは、外側はサクサク、中はしっとりとした食感で、生地から漂う香ばしさが秀逸である。
もちもちとした食感のパンに、厚みのあるバターとこしあんを挟んだ「あんバター」(360円)や、大ぶりサイズの「スコーン」(250円、クリーム追加+50円)も好評だという。
ねこ型ブリオッシュのかわいいモーニングメニューも
朝10時までのモーニングタイムには、ねこ型のブリオッシュを使った「ACHOO!モーニング」(800円)が楽しめる。また同時間帯には、好きなフードとドリンクのセットで、通常価格から100円引きのお得なサービスもある(2023年12月の土日のモーニングタイムは9時まで)。
陽だまりのような温かみある空間で、焼きたてパンと本格コーヒーを楽しめる同店。何かと気忙しい12月、ほっと一息つきたくなったらぜひ訪れてみてほしい。
関連記事
『中目黒のティーハウス・Chiyabaでネパールの朝食「アロパロタ」ブランチ始まる』
『学芸大学駅前に多彩なパンと焼き菓子の店「グテ」がオープン』
『世界初、有楽町にゴディバのベーカリーショップ一号店がオープン』
東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら