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『瀬戸内国際芸術祭2022』の春会期が、2022年4月14日(木)からスタートする。3年に一度開催される同芸術祭は、瀬戸内海の12の島と2つの港周辺を舞台にした現代アートの祭典だ。世界中からアーティストが参加し、開催期間中は多くの人が島々を訪れる。
芸術祭開幕と同日に直島にオープンするのが、「若手アーティストの作品に出合える本格旅館」としてかねてから注目されていた宿泊施設、直島旅館 ろ霞だ。部屋は露天風呂付きのスイートルーム8室、プレミアムスイート2室、ろ霞スイート1室の計11室。客室は和の雰囲気が感じられるエレガントな内装で、畳の上に敷く布団に近いベッドスタイルを採用した。建物の中心にはいろりが設置されており、アートを愛する旅人たちが集う憩いの場になっている。
中心部の本村(ほんむら)まで徒歩2分とロケーションも抜群で、ジェームズ・タレルや安藤忠雄による『家プロジェクト』にも歩いて行ける。
大きな特徴は、館内随所に国内の若手現代アーティストを中心とした作品を企画展示していることだ。第1弾アーティストに品川亮が迎えられており、気に入った作品があれば実際に購入も可能だという。今後は世界中から直島を訪問するアートファンとアーティストをマッチングする企画なども実施する。
館内のレストラン、ENでは寿司会席を中心とした嗜好(しこう)を凝らした料理の数々が楽しめる。瀬戸内海の新鮮な魚と近隣の食材を使用したコース料理を提供するほか、その日のおすすめの食材でアラカルトメニューも用意する。
予約は事前支払い制。芸術祭開催期間中の空室もまだ少し残っているようだ。
直島には2つのミュージアムが新設され、さらに見どころが増えている。世界中が注目するアートの島で、最高のおもてなしと至福の時間を過ごしてほしい。
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