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南青山にある「アニエスベー ギャラリー ブティック」で、美術家・やんツーの個展「Unknown Technics」が開催される。会期は2024年5月18日(土)〜6月16日(日)。同展では、コロナ禍以降に発表された作品群をアップデートし、一つのテーマに集約して展開する。
やんツーは、これまでにセグウェイが作品鑑賞するインスタレーション「現代の鑑賞者」や、機械学習プログラムを導入したドローイングマシーンなど、テクノロジーを使った作品の数々を発表。「(ポスト)資本主義」「エネルギー問題」「脱成長」「先端技術の政治的・社会的影響」などに焦点を当て、テクノロジーを社会と関係のあるものと捉えながら問題提起をし、作品の制作を続けてきた。
会場には、2018年に発表した「現代の鑑賞者」のセグウェイが登場。今回はセグウェイを電動車椅子に置き換え、バリアフリーでない空間をツアーガイドする。また、グラフィティやストリートアートをルーツに持つやんツーのバックグラウンドが色濃く反映された「「落書き」のための装置」にも注目したい。アニエスベーが発信した「I HATE FAST FASHION」というメッセージを採用し、廃品の服を使用して描いた作品だ。
会場は、合計6つの作品群で構成。テクノロジーに対する新たな理解を模索し、日常から見落とされがちなオルタナティブな価値や可能性にユーモアを交えて光を当てる。
6月1日(土)には、やんツーと一緒に子どもと大人が楽しめるワークショップを開催。詳細は、アニエスベーの公式ウェブサイトから確認してほしい。
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