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かつては東京の金融の中心地としてにぎわい、最近では東京で最もクールな地区の一つとなった日本橋に、新しいアートホテルが誕生した。ビーエヌエー ウォール(BnA Wall)は、話題の店が入居するフードホール、カミサリー(Commissary)の真向かい、閑静な住宅街に位置。ここでは、2月にオープン予定の刺激的でアートなホテルの中身を紹介する。
なんと言っても、ビーエヌエー ウォールは一般的なホテルとは違い、アート好きのために作られているのが特徴だ。まず、エントランスを入ると広々としたラウンジがあり、渋谷にある人気バー花魁が担当したカフェとバーが併設されている。提供するドリンクもユニークで、CBDを使ったラッシーや和風のノンアルコールカクテルなどを用意(同スペースは宿泊客以外でも利用可能)。
ホテルの最上階3階には全26室の客室があり、それぞれYOSHIROTTENやSIDE CORE、BIEN、magmaなど気鋭のクリエーター23組と共同制作された。各部屋には特定のテーマがあり、ゲストは好みのスタイルに合わせて選ぶことができる。
もしエキサイティングな部屋を探しているなら、magmaの『HARDCORE GAME ROOM』を選んでほしい。壁一面がボードゲームの「オセロ」になっており、ベッドの上にはバスケットボールのフープが設置されている。ヘッドレストの背後に木製の「巨大な鼻」が。鼻の穴の下にはティッシュや照明のスイッチがあり、なんだかシュールだ。
渡辺真子 a.k.a. Mako Principalが手がけた客室『SUSHI WARS』もまたカオスな部屋。壁一面がホログラフィックの壁紙で覆われ、「にぎり寿司」と「猫」をモチーフにしたカラフルなアート作品が飾られている。部屋の中にはディスコボールもあり、サイケデリックな空間だ。
『昼がみた夢 - daytime's daydream -』と名付けられた客室は、同ホテルの中で一番広く落ち着いた空間。床は、マンホールのふたや傘、タバコの吸殻など、東京の至る所で見かける日常的なものを3Dスキャンして作られた模様が刻まれたタイルで覆われている。
ビーエヌエーでは、宿泊費の一部がアートルームを制作したアーティストに還元されるシステムを採用。「アーティストを応援をしながら、宿泊する」という新しいスタイルの滞在を楽しんでほしい。
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