[title]
2021年4月17日、アンティークやアート、雑貨を融合させたセレクトショップのAquvii(アクビ)が、店舗を移転した。以前、Aquvilは代官山に路面店を構えていたが、今回の移転先では実店舗兼事務所として住所を非公開で開店。緊急事態宣言明けの6月21日(月)にグランドオープンを迎えた、隠れ家のような魅力的なショップの様子を紹介する。

雀荘をリノベーションした隠れ家のような店内
移転先は、某駅から徒歩1分ほどにある建物の2階。なんと元々は雀荘(じゃんそう)の物件で、着想から約半年間かけて改装したそう。階段を上ると薄いグリーンの扉と古いピアノがあり、不思議なたたずまいだ。

店内にはAquviiが手がける服やアクセサリーのほか、世界中を旅して探し集めた古着や民族衣装も並ぶ。5月4日行われた新作の展示会の服は、シンプルだが独特で、着心地の良さや自分たちが着たい服を追求して作っていると、店主の川辺恭造は話してくれた。オリジナルのアクセサリーは種類豊富で、なかでもおすすめは星座をかたどった真鍮(しんちゅう)のリングだ。

服やアクセサリーになじむように並んだぬいぐるみやアンティーク雑貨類は、値札は付いていないが販売しているので、気になったら聞いてみよう。店のカウンターにある卵型のオブジェは香港で買い付けたものだそう。

本棚の向こうに隠し扉? わくわくする仕掛けも
まるでヤン・シュヴァンクマイエルの世界に迷い込んだような店内には、動かせる本棚や、愛煙家の店主のための小さな喫煙所など、さまざまな仕掛けがある。ショップカードはコインで削ると住所が現れる仕組みで、秘密のパーティーの招待状のようだ。

店舗への行き方は、公式Instagramのダイレクトメッセージか、ショップのメールアドレスに問い合わせると教えてもらえる。まるで秘密基地のような店内で、ゆっくりと買い物を楽しもう。
この投稿をInstagramで見る
関連記事
『FACETASMのデザイナーが手がける、ファミマ発のアパレルが登場』
『ギルティフリーなダイニング、ビオターブルが芝浦にオープン』
東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら