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ニューヨークでブロードウェイ作品の衣装をテーマに展覧会が開催

『ムーラン・ルージュ!』『ライオン・キング』など名作の衣装も登場

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André Wheeler
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ニューヨークのブロードウェイでは、観客が没入してしまうほど素晴らしい「ファンタジー」が数多く生まれている。ダンス、歌、ヘアメイクなど、一つの作品ではさまざまなクリエーションが行われるが、その中でこれまであまり評価されてこなかったブロードウェイ作品の衣装をフィーチャーした展覧会が、タイムズスクエアで開催されることになった。

大規模な展覧会となる『Showstoppers! Spectacular Costumes From Stage and Screen』では、『ムーラン・ルージュ!』『ライオン・キング』『ウィキッド』『シカゴ』など、過去から現在までの人気ブロードウェイ作品のオリジナル衣装を展示。また『サタデー・ナイト・ライブ』や近日公開予定の007シリーズの最新作『No Time to Die』など、人気テレビ番組や映画衣装も並べられる。展示品の総数は100以上になる見込みだ。

開催期間は、2021年8月5日(木)から9月26日(日)まで。展示施設は、タイムズスクエアの中心部、西42丁目234番地に特設される。

この展覧会は、来場者に舞台やスクリーンの裏側を体験してる機会を提供するだけではない。現在進んでいるニューヨーク、特に公演の中止で大きな収入源を失った、シアター・ディストリクトの再活性化にとって大きな役割を果たすことが期待されている。

展覧会の主催者はプレスリリースの中で、「衣装を制作し、供給し、世話をする何百人もの専門家の姿を明らかにし、シアター・ディストリクトに必要な活力を取り戻す」と述べている。この展覧会の収益は全て、2020年に発足し、休業中の劇場関係者のために2万ドル以上(約220万円)を集めることを目標としている基金、Costume Industry Coalition Recovery Fundへ寄付される。

2020年3月12日に「暗転」したニューヨークのシアターシーンは、着実に息を吹き返しつつある。ブルース・スプリングスティーンは最近、成功を収めたレジデントコンサート『Springsteen on Broadway』を再開。『シカゴ』『アラジン』『ハデスタウン』『ハミルトン』など、多くの作品が秋にかけて復活する予定だ。

原文はこちら

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