[title]
2023年2月1日(水)、バーミヤン1号店の跡地に「飲茶テラス(TERRACE)桃菜 鶴川店」がグランドオープンする。同店はすかいらーくグループ初のオーダー形式の食べ放題を採用した飲茶ブランドだ。シェフの目利きで厳選した中国茶や、本格派のアツアツ点心を心ゆくまで堪能できる。
系列店の「バーミヤン」で「飲茶食べ放題」の実験を実施し、長蛇の行列ができたことから、満を持して立ち上げに至った同ブランド。「まだ日本人に馴染みのない飲茶の楽しみを国内に広めたい」という思いから中国広東省や香港、マカオを中心に広まった中国茶をたしなみながら点心を食す「飲茶」をテーマに掲げ、立ち上げた。
モダンアジアンテイストの店内は、席と席の間にゆとりがあり、隣席の会話などを気にせずくつろげる工夫が施されているところがポイントだ。
メニューは約50種類。点心をはじめオリジナルの商品を30品ほど用意するほか、「バーミヤン」をはじめとするグループの系列店で人気の商品も揃える。ジェットスチーマーを設置し、短時間で一気に蒸し上げることで、蒸したての一番おいしい状態で提供する環境を整えた。
飲茶食べ放題コースは、24品90分2,089円(以下全て税込み)、40品120分2,419円、52品120分2,639円という驚きの価格で料理を楽しめるのも魅力的。なお小学生は全コース1,099円、3歳以下は無料だ。そのほか、セットメニューやアラカルトでのオーダーにも対応する。
食べ放題やビュッフェといえば席から離れ、何度も料理を取りに行くのが一般的だが、ここではそんな慌ただしい動きは一切必要ない。席に置かれたパネルで食べ放題プランを選択した後は、そのまま画面上で料理を注文。オーダーを受けてからすぐに料理が提供できるよう、店内には料理をサーブするロボットが3台稼働しているほか、ワゴンで料理を運ぶスタッフもいるので、常に「出来たて」が楽しめるのがうれしい。
数あるメニューの中でも特筆しておすすめしたいのは、「ピータン粥」。中華料理の珍味の一つで、ピータンのコクのある味わいがアクセントになったかゆは、鶏のだしの風味が体に染みわたる逸品だ。中華揚げパンとして知られる油条入りで、異国情緒たっぷりの気分が味わえる。
点心で注目は、真っ黒なビジュアルが目を引く「トリュフ入り餃子」だろう。うま味たっぷりの濃厚なトリュフと豚肉をあんにプラスした点心は、ジューシーで贅沢な味わいが魅力。リーズナブルなのに満足感が味わえる。
「海老米粉ロール」は、つるっとした喉越しともちっとした皮の食感が癖になる一皿。たれは醤油、八角、桂皮(けいひ)などを加えた香港の「甜醤油」を、日本人の舌に合うようアレンジした。甘辛く親しみやすい味わいでぺろりと食べられる。
パンダの顔をした小ぶりな「あんまん」は、その愛くるしさに思わずほっこりしてしまうメニュー。皮にマジパンで顔が描かれた中華まんは、優しい甘さでデザートにもぴったりの一品である。
中国茶は香り高い「銀毫ジャスミン茶」、油を流すといわれる「プーアール茶」、ヘルシーな「杜仲茶」など、シェフがこだわり抜いて選んだ4種をラインアップ。料理との相性も抜群なので、ゆっくりと堪能しよう。
2023年中には南関東、2024年には関西や地方にもチェーン展開し、全国に飲茶の魅力を伝えていきたいという。ゆったりカフェ感覚で楽しめるレストランは、ファミリーはもちろん一人客や女性同士のティータイムにもぴったりの空間だ。日本で新たに「飲茶」の面白さを発信する新拠点に、ぜひ一度訪れてみてほしい。
関連記事
『大塚の人気おにぎり専門店「ぼんご」の系列店が新宿にオープン』
『創業100年「築地玉寿司」が女性店主・ことの思い継ぐ「鮨 本店上ル」をオープン』
東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックし