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夜遊びの後、Uberの車を待つのは過去のことになるかもしれない。ごく近い将来、空飛ぶタクシーを手配して家に帰ることができるようになるからだ。最近公開された、4人乗りの新型「空飛ぶタクシー」のプロトタイプは、期待に違わぬ、まばゆいばかりの未来的な姿をしている。
AeroMobil社が手がけるこの『AM NEXT』は、半分がスーパーカー、半分が軽飛行機だ。この車両は、3分以内にモード変更が可能。つまり、文字通り「トランスフォーム」する車両で目的地まで行けるということだ。スロバキアに拠点を置くこの会社は、今後5年以内に、この車両が実用化されるだろうと考えている。
同社はそれより早く2024年に、自家用を想定した2人乗りモデルである『AM4.0』を発売する予定。この車両は、空路では時速360キロメート、路面では時速160キロメートルを出すことができるという。想定販売価格は150万ユーロ(約2億円)だ。
現実的に考えると、都心での配車サービスに『AM NEXT』が使われるようになるまでには、少し時間がかかるだろう。しかし、いいアイデアであることは間違いない。AeroMobilは、1日に100から500マイル(約160から800キロメートル)を移動する人々が、渋滞や長い遅延を避ける方法として、定期的に利用するようになると考えている。
この空飛ぶタクシーの利用料金はまだ明らかにされていないが、SFファンタジーから飛び出たような車両で移動するのには、金がかかるだろう。しかし、子どもの頃に見た『スター・ウォーズ』の夢のような世界が、徐々に現実に近づいていると思うと、うれしいものだ。
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