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アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビでは、2021年6月15日(火)から、施設や観光施設などへの入場に関する新しいルールを設けることになった。アブダビ緊急危機災害委員会(NCEMA)によると、この日以降、下記の施設に入る場合は、ワクチン接種や検査状況把握、接触確認に用いられているUAE公式アプリ『AlHosn』で「グリーンパス」を表示することが必要になる。
・ショッピングモール
・大きなスーパーマーケット
・レストラン、バー、カフェ
・美術館や博物館
・映画館
・エンターテインメントセンター
・ジム
・ホテル(ホテル内の施設も含む)
・公共の公園
・公共のビーチ
・プライベートビーチ、スイミングプール
AlHosnアプリ上でのグリーンパスには以下の6つのカテゴリーがあり、表示条件は個人のワクチンの接種状況とPCR検査の有効性に基づいて設定されている。
カテゴリー1:28日以上前に2回目のワクチン接種を受けた人、もしくはワクチン試験のボランティアの人は、PCR検査結果が陰性であれば、AlHosnには検査後30日間はグリーンパスが有効となる。また検査後7日間に限っては、アクティブアイコン(Eの文字または金色の星)も得られる。
カテゴリー2:2回目のワクチン接種を受けてから28日以内の人は、PCR検査の結果が陰性であれば、検査後14日間はグリーンパスが有効。
カテゴリー3:1回目のワクチン接種を受け、2回目を待っている人は、PCR検査の結果が陰性であれば、検査後7日間はグリーンパスが有効。
カテゴリー4:1回目のワクチン接種した人で、2回目の接種が48日以上遅れている場合。PCR検査の結果が陰性であれば、検査後3日間はグリーンパスが有効。
カテゴリー5;承認されたプロセスに沿って取得されたワクチン免除証明書を持っている場合。PCR検査の結果が陰性であれば、検査後7日間はグリーンパスが有効。
カテゴリー6:ワクチンを接種しておらず、免除も受けていない場合。PCR検査の結果が陰性であれば、検査後3日間はグリーンパスが有効。
全てのカテゴリーにおいて、該当するPCR検査の有効期間が終了するとパスの色が緑色から灰色に変わる。PCR検査結果が陽性の場合は赤色になり、政府指定の隔離手続きが必要となる。
最近アブダビでは、強制的にPCR検査を求められている住民に対して無料の検査を行うことが提案されている。無料検査が実現されれば、アブダビの人々はより自由に街のさまざまな場所に行けるようにはなると思うが、今のところ公式な動きは見られない。
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