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東京駅八重洲口のタクシー乗り場は常に混雑しているイメージがある。「本当はタクシーを利用したい距離だけど、どのくらい並ぶか分からないので予定が立てられない」。そんな思いをしたことがある人は少なくないだろう。近いうちにこうしたストレスは解消されるかもしれない。
2022年1月5日から、東日本旅客鉄道(以下、JR東日本)と日立製作所、DXCテクノロジー・ジャパンが共同して「タクシー乗り場需要の可視化による交通行動の最適化実証」を実施している。
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同実験は東京駅八重洲口タクシー乗り場付近にカメラを設置し、データを取得、解析。特設ウェブサイト上でリアルタイム混雑状況と、タクシー予想待ち時間を提供するサービスだ。電車などの移動中に確認することで、目的地までの行動計画を円滑に立てられる。
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これは、JR東日本1社では解決できない社会課題や、次代の公共交通のあり方について、オープンイノベーションを活用してモビリティ変革を実現する場として設立されたモビリティ変革コンソーシアムの「Future Mobility ワーキング実証実験」の一つとして実施。この実証実験を通じて、タクシー事業者などのニーズや行動変容を検証し、今後の社会実装に向けて検討を推進していくそう。
カメラで撮影した取得映像は、利用者数のカウントおよび混雑状況の可視化のみに使用。映像データは人数集計後に即時破棄されるので、個人情報は保存されない。実証画面にはプライバシー加工が施された画像を配信している。
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同サービスは特設ウェブサイトに加え、JR東日本グループの各スマートフォンアプリ『Ringo Pass』『JR 東日本アプリ』『東京ステーションナビ』でも連携している。実施期間は2月8日(火)まで。「密」を避け、タクシーへの乗り換えをスムーズに行える実験をぜひ活用してみよう。
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