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ファッション好きが見逃せない、クリスチャン・ディオールをテーマにした展覧会が、ニューヨークのブルックリン美術館で開催される。
『Christian Dior: Designer of Dreams』と題されたこの展覧会は、2021年9月10日(金)からスタート。クリスチャン・ディオールがブランドを設立した20世紀初頭までさかのぼり、同ブランドが歩んだハイファッションの歴史を徹底的に探る。
展覧会は館内の複数の展示スペースで展開。美術館のコレクションを中心に、花、自然、古典、現代美術など、ディオールのインスピレーション源の多くに触れられるほか、ブランドがアーカイブしている膨大な商品や資料の一部も見ることができる。出展されるのは、オートクチュール(200点以上)、写真、アーカイブビデオ、スケッチ、ビンテージの香水、アクセサリーなど。
中でもフランスのクチュリエの伝説的なシルエットを体現したオートクチュールは必見。若いファッション好きにとって、ディオールが現代のファッションにどのような影響を与えたかをより深く理解する絶好の機会といえる。
さらにクリスチャン・ディオールに続く、6人のブランド後継者も紹介。18世紀からヒントを得たガウン、色とりどりのアクセサリー、服作りのプロセスが分かるトワルなどの展示を通してブランドの発展を知ることができる。
この展覧会は、ブルックリン美術館が行っているフェミニストアートへの取り組みとも連動。ディオール初の女性クリエーティブディレクターで、現在ウィメンズコレクションを手がけている、マリア・グラツィア・キウリにも焦点を当てる。キウリは2016年に発表Tシャツで、ナイジェリアのイボ民族出身の作家であるチママンダ・ンゴズィ・アディーチェの声明「We Should All Be Feminists(男も女もみんなフェミニストでなきゃ)」をフィーチャー。その後も女性クリエーターを支持している。
展示を締めくくる場所となるのは、ボザールコート(吹き抜けの空間)。魅惑的な庭園に改装されるこの場所には、グレース・ケリーやジェニファー・ローレンスなどのセレブリティが着用した衣装が展示されるという。
『Christian Dior: Designer of Dreams』は2022年2月20日(日)までの開催。ブルックリン美術館への一般入場券で見ることができる。事前にオンラインで訪問時間を予約するのを忘れずに。
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