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スペインの首都マドリードは、「プラド美術館」や「ソフィア王妃芸術センター」をはじめ、素晴らしい美術館やギャラリーには事欠かない。そしてこのほど、同国の建築にフォーカスした美術館が新たにオープンした。タイムアウトのグローバルチームによる「世界で最も文化的な都市ベスト20」にも選ばれたマドリードだが、その文化的な魅力はさらに高まることになりそうだ。
新美術館の名は「La Casa de la Arquitectura(建築の家)」。メインストリートの一つであるカステリャーナ通り沿いの、州政府事務所に隣接する文化施設「La Arquería」の中にオープンした。過去の記録から未来の青写真までを展示することで、スペインの建築の神髄を示すことが目的だ。それとともに、同国の都市計画や景観デザインについての情報を共有する。
幕開けを飾るのは、3つの展示とオーディオ ビジュアル インスタレーションだ。そのうちの一つ、「La Construcción de un País(国の建設)」展では、スペイン国内の建築物の歴史が65個の模型を通じて紹介されている。
2つ目の展示「Ecosistemas.zip(エコシステム.zip)」展では、300もの建築事務所の仕事を、インスピレーション源やコラボレーションの様子なども交えつつ伝える。 3つ目は「Namless Models(名なしの模型)」展。過去10年間にオープンしたバルセロナの建築事務所が製作した模型が集められている。
将来的には展示スペースを2倍にすることが計画されているそうだ。今後の展開にも注目したい。
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