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2023年9月1日(金)にウェス・アンダーソンの最新映画、「アステロイド・シティ」が日本公開される。新作公開に先駆けて、8月25日から「渋谷パルコ」で新作の世界観にいち早く浸れる展示「ASTEROID CITY EXHIBITION」と、ポップアップカフェが登場する。
同展では、作中で登場する小道具や衣装の展示、グッズの購入などができる。会場でまず目につくのは、映画のワンシーンが切り取られた写真の展示だ。アンダーソンの特徴である、パステルカラーを使った独自の色彩が気分を高揚させる。
飾られている衣装は、実際にキャストが着用したもの。スカーレット・ヨハンソンが演じる映画スター、ミッジ・キャンベルのかわいらしいワンピースは、近くで見ると赤い花はプリントではなく手書きなのが分かる。
ジェイソン・シュワルツマンが演じる戦場カメラマン、オーギー・スティーンベックの衣装は、ジャケットの右下ポケットに汚れのエッジ加工が施されているなど、細かいディティールがファンにはたまらない。
そのほか、オーギーの息子ウッドロウが作ったドーナツ型の月面投影機などの小道具や、ファンなら手に入れたいオリジナルグッズの数々が並ぶ。
1階の特設会場には、作中でも印象的だったカフェがポップアップでオープン。店内では、スペシャルドリンク「アステロイド・シティ アイスカップ」(990円、以下全て税込み)を提供。街の景色をイメージした「ASTEROID CITY」、個性豊かな登場人物を表現した「Adults and Child」、一波乱を起こした宇宙人目線の「The Alien」の3種類を販売する。
ASTEROID CITYは、鮮やかなブルーのミルクソースがかかったかき氷の乗ったミルクティー。かき氷とティーの間にはシナモンが入っており、ほのかに甘いがスパイシーで、すっきりと飲める。映画に登場しそうな、ポップな色合いも楽しい。
店内では、人気フードエッセイストでフードディレクターの平野紗季子がナビゲーターを務めるラジオ番組「味な副音声 -voice of food-」とコラボレーションしたグッズも発売。「FOOD MENU IN FILM Tシャツ」(5,940円)は、アンダーソン映画を彩るフードメニューがバックにプリントされている。メニュー名だけで映画のシーンが浮かぶ人もいるだろう。
展示は9月4日(月)、ポップアップカフェは10日(日)までの開催。9月1日(金)と2日(土)には、渋谷の和菓子屋「かんたんなゆめ」と池尻の喫茶店「ドリップ(drip)」とコラボレーションした食イベントを開催。物語のワンシーンをイメージした寒天ベースの和菓子2種類と、鮮やかなパステルブルーが特徴のクリームソーダなどが味わえる。
ファンのみならず、今回初めて映画を見る人やアンダーソンの作り上げる世界観が好きな人は、ぜひ訪れてみてほしい。
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