[title]
ニューヨークで2022年早春から、ジャン=ミシェル・バスキアの200点にも及ぶ未公開作品や希少な作品を集めた新しい展覧会『Jean-Michel Basquiat: King Pleasure』が開催されることになった。会場はチェルシーにあるスターレット・リーハイ・ビル。
展示されるのは、絵画、ドローイング、マルチメディア、印刷物、工芸品など、さまざまな媒体の作品。世界で最も有名なアーティストの一人であるバスキアの世界をより深く理解できる機会になりそうだ。これまで以上の親密性がポイントとなるこの展覧会を企画したのは、リザン・バスキアとジェニン・ヘリボー。彼女たちはバスキアの妹で、彼の継母であるノラ・フィッツパトリックと共にThe Estate of Jean-Michel Basquiatを運営し、バスキアの作品管理を行っている。
リザン・バスキアは展覧会について「私たちは家族ならではの方法で、彼の作品と個性を前面に押し出し、人々に夢中になってもらいたいと考えました。私たちはこの展覧会を、ジャン・ミシェルの人生を多元的に祝うものにしたいのです」と語っている。
また公式ウェブサイトによると展覧会のタイトルは、バスキアが1987年に完成させた絵画『King Pleasure』に由来。バスキアはこの作品名を、バーテンダーから転身し1952年に『Moody's Mood for Love』で一躍有名になった同名の歌手から取ったという。
『Jean-Michel Basquiat: King Pleasure』は、Spotifyとフィリップスがスポンサーとなり、話題のアート展を手がけているSuperblueとのコラボレーションにより開催される。詳細は公式ウェブサイトで確認しよう。
2つの没入型展覧会がスタートし、2021年のニューヨークには「ゴッホの夏」が到来しているが、来年の今ごろ、この街で注目を集めるのはバスキアになりそうだ。
関連記事