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稲毛海浜公園にオープンしたグランピング施設が革新的な6の理由

2月17日リニューアル、テントサウナや新棟が登場

テキスト:
Noriko Maniwa
Writer
small planet CAMP&GRILL
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稲毛海海浜公園内に昨年4月にオープンした、スモール プラネット キャンプ アンド グリル(small planet CAMPGRILL)。このほど、エリア拡大増棟することが分かった。宿泊テントを8棟増設し、貸切利用もできるテントサウナを導入するなどし、サービスを充実させる。公園という環境を生かして自然と共生しながら、ゴミゼロを目指すサステナブルな暮らし方についても学ぶこともコンセプト。ここでのキャンプ体験が、日常を変えるきっかけになるかもしれない。本記事では、そんなSDGsへの一歩となる同施設に関して紹介する。

1. 都心から1時間以内、ビーチも目の前でアクセス抜群

何より驚くのはそのアクセスのよさだろう。東京駅から早ければ車で40分、電車でも1時間かからない。そうしたリッチにもかかわらずsmall planet CAMPGRILLが開業した稲毛海浜公園は全長3キロメートル、面積83ヘクタールの緑豊かな土地でビーチに面している。東京ドーム10個分という広大な敷地にはヨットハーバーやプール、各種運動施設もあり、アクティビティには事欠かない。

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オーストラリアのパースから運ばれたホワイトサンドビーチではヨガやマインドフルネスのイベントも開催しており、グランピング施設の目の前は海だ。グランピングエリアの横にはバーベキューエリアもあり、宿泊しなくても気軽にこの空間を楽しめるのもいい。感染拡大が懸念される中、移動のリスクや時間のロスを避け、その分ゆったりと滞在するマイクロツーリズムが見直されている。思いついたらすぐ旅立てる稲毛への旅は最適だ。 

2. SDGsへの一歩、環境を生かしゴミゼロを目指す

長く地元の人に愛されてきた公園だけに、環境として整っているのも大きな強み。広大な敷地内には各所にトイレや水道があり、アウトドア体験をしながらも利便性がある。稲毛海浜公園をより安心、安全なパークにシフトしようという試みの第一歩でもあるのだ。森の中にあるフォレストダイニングの木々もほとんど切り倒すことなく設計。看板も新たに建てるのではなく、虫たちの生活の場になるよう石を積み上げただけのものにし、景観や生態系を変えない工夫をしている

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さらに、「サステナブルなグランピング」を目指している。例えば、手ぶらで来ることで、食材は必要な分だけ、食器は用意された陶器やグラスを使う。また、調理時の野菜ごみ、食べ残しなどはエリア内に設置した130キロを処理できるコンポストに自ら入れるルール。生ごみを発酵分解し、堆肥にする過程も学べるのだ。この有機肥料は公園内のハーブ園や森に運ばれ、より豊かな土壌づくりに役立っている。 

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エシカルショップ

3.サウナテントとアウトドアバスで整い、セイウチになる

グランピング施設内に設置されたテントサウナに入り、アウトドアバスで水をかぶり、満天の星空を見ながらの外気浴で整うのもおすすめだ。サウナテントはサウナー憧れの『MORZH(モルジュ)』製。マイナス20度の環境でも熱いサウナに入れるように開発されたロシア生まれのブランドで、現時点で世界「最熱」の機能性を誇る。ちなみにモルジュとはロシア語でセイウチという意味で、寒中水泳にはしゃぐ人のあだ名であることからブランド名に。キリっとした風を感じながら夜空と一体化し、セイウチになろう。

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4. 「千産千消千巡」を提唱、千葉の食の豊かさに驚く

千葉県の食のポテンシャルには驚く。なんと北海道に次ぐ全国2位の農業地であり、野菜も豊富で稲作も盛んだ。酪農の発祥地でもあり、肉や乳製品の質も高い。海にせり出した地形は漁業にも適しており、首都圏の台所を支えているといっても過言ではない。

地産地消ならぬ千葉の「千産千消千巡(ちさん・ちしょう・ちじゅん)」をコンセプトにしている。フォレストダイニングでは千葉で生産された食材をフレンチの手法を取り入れたソースや調理で、アウトドア料理の枠を超えたラグジュアリーなBBQを提供。冬限定のプレミアムBBQでは「東の匠SPF豚」のポークリエット、「錦爽どり」のグリルハーブチキンなど千葉県の銘柄食材を使用。海の幸とドイツ伝承製法習志野ソーセージの入ったSTAUBブイヤベーススタイルで温まろう。デザートはマシュマロ&焼きみかんのプロシェット。とろりと溶けたあつあつマシュマロはBBQの定番だ。

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ダイニング
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朝食

5. スタイリッシュでリッチなビーガンバーベキューを提供

ベジタリアンにとってもうれしいのが、おそらく日本では珍しいビーガン対応のバーベキューコースも展開していることだろう。植物性の食材だけとは信じられないほどリッチで、満足感のある内容だ。色とりどりの地場野菜のグリル&ローストは生で食べる人もいるほど新鮮だ。キーマカレーと焼きアボカド、千葉県産『ふさこがね』使用の炊き込みご飯など、色とりどりで気分も華やぐ。

ソイミートのヤンニョムチキン風ではチキンそのものの味わいを再現。大豆で作られたソイミートは生でも食べられるため、バーベキューに適した素材だという。自家製ストロベリーソルト、千葉県産大豆と落花生使用木桶仕込みの甘味噌だれなど、味付けももちろん植物性のみ。

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ビーガン対応のバーベキュー
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フォレストダイニング

ビーガンでなくとも、「ヘルシーな食事を選びたい」「重すぎる夕食は避けたい」という層にも好評だという。ベースをビーガンバーベキューにして、必要に応じて肉を追加オーダーしてもいいだろう。

朝食にもビーガン対応のメニューが用意されており、ごまの香るフムス、冷製カッペリーニ、海藻と地場野菜のサラダ、フルーツ&ナッツの豆乳グラノーラなどさまざまな食材、食感が味わえる。「ビーガン=ストイック」から、「ビーガン=バリエーション豊か」へとがイメージが覆されるだろう。

6. 未来には稲城海岸公園全体が洗練されたリゾートに

small planet CAMPGRILLは、株式会社ワールドパークが現在推進中の再整備計画『SUNSET BEACH PARK INAGE』の第1弾プロジェクト。同社は、遊休地や公的資産の活用を手掛け、100年先まで続くパーク文化を目指している。

千葉市民に愛されてきたプールは、海との連動性が高いレトロモダンなプールに、フラワーミュージアムも今まで見たことのない演出で生まれ変わるなど、既存の施設を生かしつつ、リニューアルする予定。

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SUNSET BEACH PARK

宿泊施設もビーチに面したヴィラホテルなどの展開も検討しており、移動のロスを避け、ローカルな魅力を再発見するマイクロツーリズムに対応したリゾートという青写真を描いている。将来の完成を心待ちにしながら、グランピング体験を通じて、サステナブルなライフスタイルへの第一歩を踏み出してみてはどうだろうか。

スモール プラネット キャンプ アンド グリルの詳細はこちら

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