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利便性を追求するという点で、コンビニエンスストアほど信頼を置ける存在もほかにないだろう。その証拠に、セブン‐イレブンは2022年1月28日、非接触、空中ディスプレイ技術を採用した販売時点情報管理(POS)レジの実証実験を、2月1日から都内6店舗で開始している。
実験に参加しているのは、セブン‐イレブンのほかに、東芝テック、アスカネット、神田工業、三井物産プラスチック、三井化学。この技術は『デジPOS』と呼ばれ、プレスリリースによればPOSレジへの導入は世界初だという。
上の動画を見てもらえれば分かる通り、ディスプレイは遠くからでは画面が見えないが、正面に立つとはっきりと見え、操作性に優れて使いやすい。
商品をスキャンすると、ホログラムのタッチパネルが購入者にしか見えない角度で立ち上がる。その後は、続けて商品をスキャンしたり、動画のようにセブンカフェでドリンクを選んだりもできる。スキャンが終われば、「OK」ボタンを押して、支払い画面に進む。なお、支払いでは現金を受け付けていないので、交通系ICカードやクレジットカードなど何らかのキャッシュレス決済を用意しておく必要がある。
実験中の6店舗の店名は公表されていないが、ロケットニュース24によると赤坂東急プラザ店で導入されているという。ほかの店舗でこのレジを見つけるには、地元の店舗を回ってみるしかなさそうだ。首尾よく成果が出れば、いずれはより多くの店舗で『デジPOS』を目にする日が来るかもしれない。
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