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タイムアウト東京のガイドマップに、島根県を取り上げた『50 things to do in Shimane(島根でしかできない50のこと)』が新たに加わった。誌面では、出雲、松江、石見、隠岐といったエリアから、観光地やレストラン、バー、ショップなどを紹介。タイムアウト東京ならではの外国人目線に根ざした切り口で、定番スポットから地元民が認めるローカルなレストランやバー、陶磁器のショップなどを50の「TODO(=そこでしかできないこと)形式」で紹介している。
出雲大社だけでなく、稲佐の浜や出雲そば、ワイナリーなど、コンパクトなエリアにたくさんの魅力が詰まっている出雲エリア。出雲大社駅舎の脇には、映画『RAILWAYS』の舞台にもなった一畑電車の旧車両が展示されているので、必見だ。
島根県の中心地、松江エリアでは、松江城周辺や大橋川沿いに点在するおしゃれな雑貨屋やカフェをはじめ、山陰きっての酒造である李白酒造や、老舗料亭 庭園茶寮 みな美の鯛めし、島根牛を堪能できるお店など、街の見どころを多角的に紹介。また、美肌の湯として名高い玉造温泉も取り上げている。
世界遺産の石見銀山や、伝統芸能の石見神楽などで知られる島根県西部の石見エリア。歴史や伝統の香りを色濃く残しているこのエリアでは、ゆっくりと流れる時間のなかでこその様々な発見がある。洋服や雑貨の販売、ギャラリースペースとカフェも併設している群言堂は、「暮らしの楽しさ」をコンセプトに、画期的な取り組みを行っている石見銀山生活文化研究所によるショップ。また、島根県立石見美術館と島根県立いわみ芸術劇場で構成される複合文化施設のグラントワは、極めて耐候性が高いことで知られる伝統の石州瓦で建物を覆っている。この赤い石州瓦は石見エリアでは民家でも多く散見される。
2013年の水害から復興し、美しい街並みと豊かな文化を取り戻して久しい津和野も、石見エリアの粋な魅力の一つ。街の象徴でもある鯉は、側溝にその色とりどりの姿が泳ぐ殿町通りや、中庭にたくさんの鯉が放たれている「鯉の米屋」として知られる吉永米店などで、その立派な体躯を目にすることができる。
岩倉の乳房杉
島根半島の北方、日本海に浮かぶ隠岐は、4つの大きな島と、他の約180の小島からなる諸島。円形で最も大きな島を「島後」と、西ノ島、中ノ島(海士町)、知夫里島(知夫村)の3島を「島前」と呼ぶ。ダイナミックな侵食地形と離島独特の文化や歴史、生態系を持ち、世界的に価値のある地質や地形を含む地域として、ユネスコ世界ジオパークに認定されていることでも有名だ。ローソク島や、国賀海岸、乳房杉など、圧倒的な大自然に包まれる隠岐の見どころを紹介している。
国賀海岸
同マップは、英語版が2017年3月17日(金)から、繁体字版が3月29日(水)から、島根県内の観光案内所などで設置予定。東京でも観光案内所やタイムアウトカフェ&ダイナーなどで配布される。街で見かけた際には、ぜひ手に取ってみてほしい。
訂正のお知らせ:英語版の背面下部「For more information」のURLに誤表記がございました。正しいURLは http://www.kankou-shimane.com/en/ となります。謹んでお詫び申し上げます。