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8月も後半。秋の虫の音も聞こえてくるようになり、今週末は夏の花火大会のフィナーレと言ってもいいだろう。東京近郊で開催される花火の中から、4つの花火大会を紹介する。なかでも「江戸川区花火大会」は、対岸の市川でも同じ花火を観覧するため、最大級の来場者を誇る。急に襲ってくる猛烈な雨に気をつけ、夏の花火の見納めに、出かけてみては。
江戸川区花火大会
開催時間:65分
打ち上げ総数が約1万4000発と全国有数の規模を誇る花火大会。広々とした河川敷で打ち上がる大迫力の花火を間近で鑑賞できる。
今年の「江戸川区花火大会」は、厚みのある多層構造の花火に注目だ。各プログラムでは、イメージにマッチしたBGMに乗せて花火を打ち上げるので、耳を澄ませてみよう。 名物の5秒で1000発打ち上げるオープニングや国内最大級の富士の大仕掛け、クライマックスを飾る怒涛(どとう)の「金冠(きんかむろ)」など、見どころ満載である。
今年のおすすめは、プログラムNo.4「RED×GOLD-果てなき戦い-」と、No.6「イロトリドリ-虹カケル-」。赤と金の激しくスピード感あふれる花火や、鮮やかな発色で無数に咲く虹色の花火は必見だ。
※19時15分~20時20分/江戸川河川敷/入場は無料
金沢まつり 花火大会
開催時間:60分
横浜唯一の海水浴場を持つ「海の公園」を会場に開催される花火大会。2024年は記念すべき50回目を迎える。スターマインで華々しく始まり、新作花火のほか、金沢区のキャラクターである「ぼたんちゃん花火」や企画花火「お祝い花火」など、約3500発が海上から打ち上げられる。
海の公園は花火を観覧するための特等席のように広がっているため、砂浜や芝生広場など各所から光の競演を見られる。寝そべりながら特大スターマインを目にする気分は、最高だろう。
対岸には、「横浜・八景島シーパラダイス」がある。海の公園よりも比較的混雑を避けながら、グリーン広場などから花火を楽しめる。当日はキッチンカーが出店する予定だ。
※19時~20時/海の公園/入場は無料
昭島市民くじら祭
開催時間:30分
「昭和公園 陸上競技場」で開催される花火大会。50年以上続く、昭島市の夏を彩る風物詩だ。ユニークなイベント名は、多摩川の河川敷で見つかった新種クジラの化石が発見され、和名で「アキシマクジラ」と名づけられたことによる。
祭りは2024年8月24・25日の両日に開催され、屋台が並び、子どもたちは射的やヨーヨーつりなどの縁日のゲームを楽しめる。また、イベントも盛りだくさんだ。 24日にはスーパーヒーローショー、25日にはクジラを模した山車が登場し、サンバダンスのパレードが会場を盛り上げる。ステージでは2日にわたり、とにかく明るい安村などが出演するさまざまなライブショーが催される。
花火は24日20時からの約30分間。スターマインなど約2000発が打ち上げられる。打ち上げ場所が近いので、迫力ある花火が楽しめるだろう。
※夢花火 20時~20時30分/昭和公園 陸上競技場/入場は無料
相模原納涼花火大会
開催時間:60分
神奈川県の相模川高田橋上流で開催される、夏の風物詩。1951年に始まった花火大会で、2024年は市政施行70周年の記念大会であり、いっそう盛大な花火が期待できる。大スターマイン、空中ナイアガラ、ミュージック花火など1万発の打ち上げ数は、神奈川でも有数である。メッセージとともに花火を打ち上げるメッセージ花火も、ローカル感があふれて楽しい。
花火の振動が伝わってくるような打ち上げ場所との近さも魅力だ。花火のほか、ステージイベントが開催されるとともに露店が並び、夏祭りの雰囲気を満喫できるだろう。 入場は無料だが、打ち上げ場所に近い、田名青少年広場を中心とした高田橋上流エリアから観覧できる有料チケットがある。残席はわずかなので、早めにチェックしたい。
※19時〜20時/相模川高田橋上流/入場は無料
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