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どの国のパスポートが最もパワフルかが分かるランキング、Henley Passport Indexの2022年版が発表された。
「パワフルなパスポート」とは、簡単に言うとどこにでも行けるもの。ビザを必要としないで入国できる国が多ければ多いほど強いというわけだ。
このランキングの基になっているのは、国際航空運送協会(IATA)のデータ。ビザなしで渡航できる国の数で、順位付けされている。
今年のランキングトップは、日本とシンガポール。長い間このランキングのトップに君臨してきた両国のパスポートは、なんと192カ国をビザなしで訪問することができる。イギリスのパスポートは、昨年から1つ順位を上げて第5位。ビザなしで訪問できるのは、187カ国だ。アメリカ(同186カ国)は6位、オーストラリア(同185カ国)は7位に入った。
興味深いことに、このランキングはしばしば地政学的な色合いを帯びる。例えば今年は、制裁や渡航禁止、制限のためにロシアが49位にランクダウン。一方、ウクライナのパスポートは、各国が難民の安全な避難場所を提供するために奔走した結果、過去最高の34位まで順位を上げている(ウクライナの人々を支援する方法については、このページを参考に)。
最も弱いパスポートは、またしてもアフガニスタンで、同国の人々は、ビザなしで26カ国しか訪問できない。イラクとシリアのパスポートも同様に低いランクにある。
ランキングは以下の通り。
Henley Passport Index 2022年
※数字はビザなし渡航は可能な国数
1. 日本、シンガポール:192
2. ドイツ、韓国:190
3. フィンランド、イタリア、ルクセンブルグ、スペイン:189
4. オーストリア、デンマーク、オランダ、スウェーデン:188
5. フランス、アイルランド、ポルトガル、イギリス:187
6. ベルギー、ニュージーランド、ノルウェー、スイス、アメリカ:186
7. オーストラリア、カナダ、チェコ、ギリシア、マルタ:185
8. ハンガリー:183
9. ポーランド、リトアニア、スロバキア:182
10. エストニア、ラトビア、スロベニア:181
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