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2022年2月1日、ゼロツー ナシカンダール トーキョー(以下ゼロツー)が大手町駅直結のオフィスビル、大手町フィナンシャルシティ グランキューブの1階にオープンした。大阪から2019年に田町へ移転した超人気店、ゼロワンカレーA.o.D(以下ゼロワン)の新店舗となる。
南インド料理店であるゼロワンのコンセプトとは一線を画したゼロツー。現地の屋台で食べられるスタイルを再現し、マレーシア発のワンプレート「ナシ・カンダール」を提供。マレー語で「ナシ」は「ご飯」、「カンダール」は「肩に担ぐ」という意味を持つ。かつてマレーシアのインド人移民の商人がご飯とおかずをてんびんに乗せて売り歩いていたことに由来し、現地では定番のワンプレート料理だ。
飲食店舗が集結するエリアの中でもひときわ鮮やかな店内に入ると、カレーとおかずが並ぶショーケースが出迎える。イートインの際には、マレーシアの街場の様子が流れるディスプレーや情報雑誌、エスニックテイストな壁画とともに食事を楽しむことができる。
ライス、メインのおかずをはじめ、カレーは6種の中から2つ、野菜のおかずは豊富な種類から3種、全て自分好みで選ぶことができる。ショーケース越しにそれぞれ好みのメニューを伝え、スタッフが巧みに盛り付けていき完成するワンプレート(各1,000円から)は壮観だ。
メインのおかずは『エッグ』(1,200円)、『グリルチキン』(1,350円)、『ラム肉カトゥレット』(1,550円)などエネルギッシュなものから『ベジタリアン』(1,100円)などヘルシーなものまで豊富に用意。豪華に『全部乗せ』(1,980円)も可能だ。
選べる2種のカレーは定番の『骨付きチキンカレー』、スタッフおすすめの『天使の海老とイカのカレー』ほかベジタリアン対応のメニューなど。選べる3種の野菜のおかずは『キャベツとニンニクの芽の炒め物』『パクチーとバミセリの和え物』など、現地にまつわるメニューがとことん味わえる。
辛さを和らげたいなら、鮮やかなピンクソースが特徴的な『パチャディ』(ヨーグルトを用いた料理)をチョイス。辛さも含めて気分に合ったカスタマイズを楽しめる。選択に迷う時には追加のトッピング(各100円から)を頼んでしまおう。
セットドリンクのメニューももちろん屋台仕様。茶葉とスパイスを一緒に煮詰めたマサラチャイ(セット250円、単品450円)のほかにも、クラフトビールや現地になじみ深いメニューが不定期で登場する。
さまざまなスパイスの組み合わせで作られたカレーとおかずを混ぜ、味の複雑さを楽しめるのが「ナシカンダール」の特徴だ。
食材、調味料は全てハラール対応(ハラール認証店)で、ベジタリアンメニューも豊富に取りそろえている。どのメニューを選んでも華やかでありながらも、日常使いのできるナシカンダールの親しみやすさに誰もがハマってしまうだろう。
オフィスビルが立ち並ぶこのエリアで、一見異質な店舗でありながらも、さまざまな需要に応えた絶品メニューで訪れる人を楽しませるゼロツー ナシカンダール トーキョー。スパイシーな料理でエネルギーを蓄えたいときに足を運んでみては。
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