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荻窪には知る人ぞ知る餃子の名店がある。その名も会員制高級紳士餃子レストラン蔓餃苑。マンボミュージシャンであり、マン盆栽家、そしてアジア初の公認サンタクロースであるパラダイス山元がオーナーシェフとして自ら厨房に立ち、腕を振るう。
会員制のうえ、多忙な彼が営業できる日は限られているため、日本一予約の取れない餃子レストランとしても知られ、タモリ、北野武など名だたる有名人もプライベートで訪れるという。もちろん、デザートまで餃子づくしのコースは絶品。
そんな餃子ラバーの聖地、蔓餃苑がテイクアウトを開始した。宅配業者の手を煩わせずに、自力で、エコバック持参で受け取りに行ける餃子会員が対象だ。『ご自宅で包むゼナキング餃子の餡と皮と大葉のセット 40個分』は餡(あん)がそのまま入っていて、一つ一つ、包んでいく工程から楽しめる。
仕込みの全工程は餃子の王様自身によるもの。黄金メニューを自宅に居ながらにして楽しめるのは感激だ。
自宅で焼くだけの生餃子も展開し『大葉ゼナキング餃子 20個』『黒豆納豆餃子 20個』など、あの人気メニューも自宅で焼くことができる。
包み方、焼き方に不安があっても大丈夫。『日本一予約の取れない餃子レストランのうまい餃子』(パラダイス山元著・宝島社)では包み方のコツ、皮はパリッパリ、中はしっとりに焼き上げる秘訣を図解。あっと驚く創作餃子やデザート餃子のレシピもあるので、おうちで蔓餃苑コースを再現することだって夢じゃない。
会員制ゆえ、テイクアウトを利用できるのは餃子会員限定ではあるが、ぜひ知り合いの蔓餃苑の餃子会員を探してほしい。意外と身近に会員はいるかもしれない。
現在、蔓餃苑の限られた餃子会員以外にも、餃子の神様の味覚を楽しんでもらえるよう、工場生産のジェネリック餃子を開発中だそう。取り寄せで蔓餃苑の餃子が楽しめる日が今から待ち遠しい。
テキスト:間庭典子
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