音にストレスを感じたことがない。そこが最高
クボタタケシ(以降 K):(取材相手は)Nick the Recordじゃなくて大丈夫?
MOODMAN(以降 M):確かに。
―いつもはNick the Recordの出番まで会場に残っていますか。
K:一回も観たことない(笑)。
M:僕はいつも観てますよ。釣りをした後にニックを観て、彼にじゃあねって言って帰る。
K:ニックはCISCO(2007年に閉店した当時最大手のレコード店)以来かな。CISCOでヒップホップのレコードをトレードしようって言ってきて。
M:ニックはネタのトレードに関しては本当に鬼ですよ。まぁ、うちらも似たようなもんか。
Nick the Record
K:俺、タイコは本当に好きなんだけど、ぶっちゃけフェスは嫌いなんだよね。
K:ほかのフェスだと、自分の出番が終わったらすぐ帰ったりするからね。
―それはなぜですか?
K:なんだろうね。インドアなんだよね。タイコは、スタッフも良いし、音にストレスを感じたことがない。そこが本当に最高。初めて出た時からずっとそう。俺はレコードでやるから、ほかでは音が出ないとかのトラブルが多い。木村君(MOODMAN)はずっとCD(を使ってDJしてきた)?
M:僕は特設ステージのスピーカーに合わせて、データでやることが多かったかな。特に最近はVOID(VOID acoustics社のサウンドシステム)が入ってるから、VOIDの特性に合わせてやってる。
―VOIDの前のサウンドシステムはFunktion-Oneでしたが、どのような違いがありましたか。
M:VOIDの方がよりパキっとした曲がまろやかに鳴るね。いつも(スタッフには)、僕のプレイ中に音調整してねって言ってて。なるべく(音域の)振れ幅を広く選曲して行くので、各曲で音調整してもらえれば、完璧になるからって伝えてる。
K:下(特設ステージ)の音、良いよね。