Image: Time Out/Marietta Peros/Shutterstock
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世界の音楽フェスティバル40選

東欧、北欧、アフリカ、アジアまで。世界各地の野外音楽イベント

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タイムアウトのグローバルミュージックチームが世界中の音楽フェスティバルを選出。壮大なスケールのものから、ハイセンスなインディーロックの祭典、森の中で行われる秘境系イベントまで、各国のエディターが独断と偏見で選出した。

日本からもいくつかリストされている。気になる海外フェスを探して、長期休暇のプランに組み込んでみては。

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場所:ブレコンビーコンズ(イギリス)
開催時期:8月

ブラックマウンテンがある田園地帯で行われる、イギリスの最高のフェスティバルのひとつが、『グリーン・マン』だ。このロケーションは完璧にエコフレンド リー。家族連れにも優しく、素晴らしい食べ物や飲み物もある。2023年はすでにチケットがソールドアウトした。

『Green Man』の詳しい情報はこちら

場所:パリ(フランス)
開催時期:5月下旬

ベルリンのウェアハウスの冷たい鋼鉄の捕獲網については忘れよう。最近では、狩りを行うようなパリの森で、テクノ愛好者が熱狂的なレイビングを行っている。『ウェザー・フェスティバル』の開催地は、Bois de Vicennesにある森林に覆われた土地。

3万5千人以上が参加し、70のダンス演技が披露され、3日間の巨大なレイブを行われる。5つのステージでマイナーなテクノから新しいディスコなどがひっきりなしにプレイされる。不都合な点としては、バーの列が長いことだ。

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38. Electric Daisy Carnival

場所:ラス・ヴェガス(アメリカ)
開催時期:5月中旬

地球上で最も特別な場所のひとつであるラス・ヴェガスで行われる『エレクトリック・デイジー・カーニバル』。観客は合成麻薬やスプレーにまみれ、レーザーが乱射されるナイトクラブでプレイする、億万長者DJたち。ネオンとベースサウンドを浴びたら、なにかが始まる。しかし、その後は、心の洗濯と、冷たいシャワーを必要とするかもしれない。

『Electric Daisy Carnival』の詳しい情報はこちら

37. Mutek

場所:モントリオール(カナダ)
開催時期:8月下旬

東京でも開催されている『Mutek』。フェスティバルと呼ぶには知的過ぎるかもしれないイベントだ。出演陣は先鋭的なエレクトロニックミュージックアーティストのセッションのほか、トークイベントなども行われる。

『Mutek』の詳しい情報はこちら

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36. Tomorrowland

場所:ブーム(ベルギー)
開催時期:7月下旬

巨大なEDMのどんちゃん騒ぎを行う場合、『トゥモロー・ランド』と競争できるのは『ウルトラ』ぐらいのものだろう。今や10年以上にわたり、世界の大物DJたちをひき付けてきた同イベント。パーティーの規模は年々大きく、また環境も良くなり続けている。

ステージには、巨大なディスコボールに蝶々や、おびただしい量の紙吹雪が舞う。

『Tomorrowland』の詳しい情報はこちら

場所:静岡
開催時期:6月上旬

絵のように美しい駿河湾沿岸で開催される『頂』は、100%バイオディーゼル発電で行われ、ゴミに関しても徹底的に管理している。 出演バンドはすべて日本のバンドで、彼らの音楽は日本の音楽に対する期待に一撃を与えてくれる。すべてがありふれたJ-POPや西洋のコピーという訳ではないということを教えてくれるのだ。2022年には、EGO-WRAPPIN’、THA BLUE HERB、GOMA & The Jungle Rhythm Sectionらが出演した。

『頂』の詳しい情報はこちら

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場所:モントルー(スイス)
開催時期:7月

『Montreux Jazz Festival』の主催者は、様々なシーンから出演者を選ぶことが好きなようで、参加者は価格について抵抗を感じるかもしれない。

ロックやヒップホップ、ナイトクラブのセッションから、洞窟のパーティーに至るまで、手に余るほどのフリーコンサートで、有名アーティストの演奏を楽しめる。

2022年にはa-haArlo ParksBjörk、Black Pumas、Celeste、Clairoといったアーティストが出演した。

『Montreux Jazz Festival』の詳しい情報はこちら

場所:パリ(フランス)
開催時期:5月下旬

ラ・ヴィレット公園で7日間に渡って行われるフェスティバル。その内の2日間は、外で行われる無料の演奏があるので混み合う状況になる。ロックがいろいろなジャンルの演奏と衝突を行うのが『Villette Sonique』の醍醐味だ。

『Villette Sonique』の詳しい情報はこちら

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32. Meadows in the Mountains

場所:ロドピ山脈(ブルガリア)
開催時期:6月初旬

この小規模なフェスティバルは、ブルガリアのロドピ山脈の腰を抜かすようなロケーションが舞台。ハウス、ディスコやテクノが奏でるサウンドトラックの中 で、自然と心を通い合わせる機会を与えてくれる。エコへの意識も高く、木の掘っ立て小屋や、芸術展示品、地元の木材でできたステージを使用している。出演 者のジャンルはファンク、ダブ、オルタネイティブ、ジャズ、カントリーなど、幅広い。おすすめは、フェスティバルが終わった後のプールパーティーだ。

『Meadows in the Mountains』の詳しい情報はこちら

場所:ヨーテボリ(スウェーデン)
開催時期:8月中旬

ヨーテボリは水と石の空想の世界で、路面電車や運河が何世紀にも及ぶアール・デコ建築が壮観だ。この町はLittle Dragonや、Jens Lekman、the Knife、José Gonzálezなどの素晴らしい演奏家を生んだ地でもある。Slottsskogenの公園で行われる『Way Out West』は、理想的な音楽フェスティバルのひとつ。今年はBlurやDevoJOCKSTRAP、BLACK SHERIFといった面々が登場する。

『Way Out West』の詳しい情報はこちら

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30. Outlook

場所:プーラ(クロアチア)
開催時期:8月上旬

アンダーグラウンドなダンスミュージックから広がる枝は、ハウス、テクノ、ダブステップ、レゲエ、ヒップホップやグライムと多岐に渡るが、 『Outlook』はそのすべてが集まるヨーロッパで最大のサウンドシステムカルチャーのフェスティバル。

青く輝くアドリア海のプーラの街に建てられた、 2000年前のローマ建築や19世紀の見捨てられた要塞というシチュエーションも、驚くべき舞台だ。ベースミュージック愛好者にとっては、見逃せない祭りだ。

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29. Fusion Festival

場所:ラーツ(ドイツ)
開催時期:6月〜7月

しばしばヨーロッパの『Burning Man』と言われる通り、地方自治的で反体制文化が下地にある『Fusion Festival』は、ヌードの無政府主義者や、コスチュームを着た過激派におすすめのフェスティバル。ここではどんなことも起こりえる。

開催地は使用されていない軍の飛行場。4日間のプログラムは音楽やパフォーマンスが目白押しで、彫刻などの作品が敷地に点在している。ジャンルという意味では、一般的なダンスやエレクトロニックミュージックが中心。

参加者はドレスアップして、楽器を持ち込み、どこでも機会があれば演奏することを奨励されてい る。こちらも食べ物はベジタリアンフードのみ。

『Fusion Festival』の詳しい情報はこちら

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場所:新潟県
開催時期:10月中旬

デビッドボウイの80年代の空想映画へのトリビュートフェスティバルではなく、日本の新潟の青々とした山々でくつろげる、エレクトロニックミュージックの フェスティバル。

以前は徹底した重厚なレイヴだったが、最近はより落ち着いた雰囲気が出ていて、パーティーをするには最適な環境といえる。最先端の音響シ ステムからはテクノや実験的な音楽が飛び出す。

『The Labyrinth』の詳しい情報はこちら

場所:サン・フランシスコ(アメリカ)
開催時期:8月中旬

『アウトサイド・ランズ』の魅力はなんといってもロケーション。アメリカで最高のフェスの一つだ。率直な意見として、なぜ人は大きな フェスティバルのために、わざわざ砂漠や田舎の農村地帯に行くのだろうと、不思議に思うことがある。

2023年はGreen Day、Post Malone、SZA、Kali Uchis、Mitskiなどが出演する。ハイクオリティなフードの数々は絶対に食べるべきだ。

『Outside Lands』の詳しい情報はこちら

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場所:クアウトラ(メキシコ)
開催時期:2月中旬

フェスティバルであり、カーニバル、流行好きのハニートラップ『Bahidora』は24時間ぶっ続けのパーティー。環境が素晴らしく、出演者は椰子の木で囲まれた輝く青い川のすぐ隣で演奏する。参加者は、羽が付いたヘアスタイルとビーチ衣装に身を包み、のんびりと楽しんでいる。

音楽のジャンルは、 注意深く選択されたインディー、エレクトロニカやヒップホップ。2023年は、HIATUS KAIYOTEJOHN TALABOMILDLIFEが出演。世界で(多分)唯一、フェスティバルでサーカスやカヤックの技術を学ぶことができる場所である。

『Bahidorá』の詳しい情報はこちら

場所:新潟県
開催時期:7月下旬

バンドを見るためにケーブルカーで山登りが必要なフェスティバルというものは珍しい。しかし、『フジロック』は特別なのだ。夢のようなステージに到着するための20分のケーブル移動の旅はそれだけの価値がある。このフェスティバルの規模がどれだけ広大であるかを知る良い指標でもある。

日本で最大の規模を誇り、苗場リゾートの美しい緑の環境が舞台。メインのグリーンステージは行きやすい場所にあるのもありがたい。2022年は、Vampire WeekendやJack White、Bonobo、Tom Mischらが出演した。

『Fuji Rock festival』の詳しい情報はこちら

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場所:メキシコシティー(メキシコ)
開催時期:3月中旬

毎年、世界中のラテン、スパニッシュ系のバンドが集まる、メキシコシティーの『Vive Latino』。ラテン系の雰囲気が濃いが、多様な国籍やジャンルも歓迎されている。2023年のラインナップは特に多岐に渡り、RED HOT CHILI PEPPERS、ALT-J、THE BLACK CROWSらが出演する。

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場所:ロンドン(イギリス)
開催時期:8月中旬

ロンドンの人々にとって、『Field Day』は天の恵みといえる。テントなどのかさ張る荷物を持って長い移動を行う必要のないフェスティバルが、ついに誕生したのだ。ビクトリアパークを舞台 にした『Field Day』では、2日間に渡り美味しいクラフトビールを味わい、夜明けまでパーティーをし、帰りたくなったら夜のバスで家に帰ることができる。こうした利便性もさることながら、やはり目玉になっているのは音楽。

2022年はThe Chemical Brothersや、Kraftwerk 3D、Peggy Gouらが演奏した。会場のフードエリアでは、ロンドンで最高の屋台フードが食べられる。

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場所:ロスキルド(デンマーク)
開催時期:6月末〜7月初頭

「大規模フェスティバル」然とした宣伝と、毎年出演するトップグループ、例えば、2022年はTyler, The Creator、Dua Ripa、Post Malone、The Strokeなどが挙げられるが、そうした内容にも関わらず、『Roskilde』には奇妙な理想郷のような雰囲気がある。

収益は音楽や、文化、人道 支援を行う組織のために使われ、残った食べ物は、ホームレスの施設に寄付される。会場では無料の飲み物が支給されるので、太陽の中で踊りすぎた後は、ぬる いペットボトルの水を買うのに数百円も支払う必要もない。

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21. Isle of Wight Festival

場所:ワイト島(イギリス)
開催時期:6月中旬

60年代の終わりから70年代前半、ボブ・ディランやジミ・ヘンドリクス、マイルス・デイビスや60万人の参加者を集めたあの『ワイト島フェスティバル』 という、反体制文化の象徴だった同名ののフェスティバルとは比べることはできないにしろ、2023年の『Isle of Wight Festival』には、George EzraやThe Chemical Brothers、Robbie Williamsらが登場する。

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20. New Orleans Jazz and Heritage Festival

場所:ニューオリンズ(アメリカ)
開催時期:4月末〜5月初旬

2つのメインステージでポップスターを使って客を呼び寄せ、ほかの8つのステージではザディコ、ブルース、ブラスバンド、ゴスペル、そしてもちろんジャズ といったジャンルが目白押しになる。地球上で見つけられるなかで、最もカトリック的なラインナップといえる。さらに、シェフによる2つのステージではベニ エやマファレッタ、伊勢えびで腹を満たすことができる。

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19. South by Southwest

場所:オースティン(アメリカ)
開催時期:3月中旬

いまやポップカルチャーを紹介する場所へと変化した『South by Southwest(SXSW)』。 スポンサーやメジャーレーベルのA&Rが大勢訪れるオースチンのこの華やかで終わりなき祭典は圧倒的な存在といえる。メキシコ料理店の前で、スト ロークスという名の小さなバンドが演奏するような日々は過ぎ去ってしまったが、それでも、無料で沢山の人気バンドを観ることができるのは素晴らしい。

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18. The Secret Garden Party

場所:アボッツ・リップトン(イギリス)
開催時期:7月中旬

世界のフェスティバル参加者を驚かすおしゃれなフェスティバルのひとつである『The Secret Garden Party』は、フェスティバルの開催者が快楽主義的なワンダーランドを主催するために全力を尽くし、興奮したレイバーたちは森林地帯を飛び出してはしゃいでいる。2023年のテーマは「New Hope」だ。2023年はUnderworld、The Libertines、fatfreddysdropnzなどが出演。木の上で酔いながら、大人の常識を忘れ、自分の遊び心を解放したい。

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17. St Jerome’s Laneway Festival

場所:オーストラリア全体
開催時期:1月〜2月

「ちりも積もれば山となる」。『Laneway』は、以前はメルボルンの小さなパブで活動していた、2つ3つのバンドの集まりに過ぎなかったが、今やオー ストラリアの大都市、ニュージーランド、シンガポールやアメリカで共同して開催する、オーストラリアで最大の、そして最高のフェスティバルのひとつとなっ た。ラインナップは常に文句が付けられないクールさで、批評家が認めるインディー系のラインナップ (『Pitchfork festival』や『All Tomorrow’s Parties』と比較される)となっている。2023年の注目は、HAIM、JOJI、PHOEBE BRIDGERSやGIRL IN REDなど。

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16. Wilderness

場所:オックスフォードシャー(イギリス)
開催時期:8月上旬

このフェスティバルが惹き付けるのは、安物のスリルを探しているような平凡な参加者ではない。音楽に関しては、美しい湖畔のオックスフォードシャーを舞台 に素晴らしいラインナップが用意されていることを約束する。2023年はThe Chemical Brothersや、Christine and the queens、そしてFatboy Slimらが登場する。

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15. Reading Festival

場所:レディング(イギリス)
開催時期:8月後半

イギリスでもっとも歴史のあるフェスティバルのひとつ。8月の祝日がある週末にレディングとリーズで開催されている。洒落たフェスティバルにあるようなフードや、こだわりのアートピースなどのぜいたく品はここにはない。ちやほやされることは期待せず、素晴らしい音楽にひたすら陶酔してほしい。キャンプでの滞在はなかなか過酷。タフさに自信がない場合は日帰りチケットを予約するか、快適なホテルの部屋を予約をおすすめする。

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14. Lollapalooza

場所:シカゴ(アメリカ)
開催時期:8月初頭

Jane’s Addictionのフロントマンと銀のパンツに熱狂するPerry Ferrellが1991年に初開催し、10年前にシカゴのGrant Parkを本拠地に据えた『Lollapalooza』。観客の数が6桁にまで膨れ上がるにつれ、『Lollapalooza』はどんどん若くなり続ける。会場となる300エーカーの広場には毛布を広げる場所もないが、8つのステージで行われる何百もの演奏を見るために動き続けなければならないので、心配ない。たっぷりとフェスティバルを楽しんだ後は、観客たちは何十とあるアフターパーティーに参加するために散っていく。18歳のころに戻って足を動かそ う。

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13. Golden Plains

場所:ビクトリア(オーストラリア)
開催時期:3月中旬

『Golden Plains』は美しいタイムスリップを味わえるフェスティバル。企業スポンサーがきてどんなものにも名刺を叩きつけてるような時代より以前の賛歌であ る。ロゴを排し、共同体精神にこだわり、参加者は自治的な精神を損なわない限りは会場に持ち込みたいものは何でも持ちこめる。9年以上の歴史から、この フェスティバルは特別な伝統を養ってきた。中でも最も有名なのは、観客から最高の演奏をした人に敬意を表すものとして、靴やブーツを高く掲げるというもの (おそらく最低の演奏には靴を放り投げる)。

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12. Ultra

場所:ソウル(韓国)
開催時期:9月下旬

けばけばしく、キラキラとした幸福感で地球を制覇する『Ultra』は、アルゼンチン、ブラジル、チリ、クロアチア、アメリカ、韓国、日本で連動してい る、絶対的な力の持つダンスフェスティバル。EDMの熱狂的ファンにとっては鮮烈なる極楽境地。伝説的なハウスDJのCarl Coxいわく、ソウルのUltraの雰囲気は最高だそうで、10万人の観客が毎年巡礼を行っているという。

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11. Splendour in the Grass

場所:バイロン・ベイ(オーストラリア)
開催時期:7月末

『Splendour in the Grass』は、3万人の参加者が素晴らしい音楽や、芸術とキャンプのために北バイロンハイランドまで3日間の旅行をする定番イベント。開催地は広大で、 場合によってはステージの間に20分の距離がある。暑い中でたくさん歩く可能性が高いので、水分は十分に持って行くべきだろう。スケジュールも慎重に組み 立ててほしい。バンドを中心とした素晴らしいラインナップに加え、コメディーショーや、哲学的なシンポジウムなども行われる。

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10. Sziget

場所:ブダペスト(ハンガリー)
開催時期:8月中旬

ヨーロッパ最大級のフェスティバルである『Sziget』には例年約35万人が参加し、ブダペストの中心地である愛らしい島を舞台にお祭り騒ぎを繰り広げる。規模は目眩がするほど壮大な規模で、7日間にかけて50の会場で毎日200のパフォーマンスが行われる。ジャンルは幅広く、メタル、ジャズ、フォークまで、誰かがどこかで演奏しているといった状態だ。映画館やサーカス、展覧会もある。そしてもちろんブダペスト観光も忘れずに。

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9. Benicàssim

場所:ベニカシム(スペイン)
開催時期:7月中旬

『Festival Internacional de Benicàssim』略して『Benicàssim』が、ヨーロッパの芸術家や音楽ファンにとってもっとも永続的に人気のあるイベントのある理由は、まず開催地からほんの20分離れた所に、美しいBenicàssimの街があること。そして、街の隣には地中海のビーチがあり、サファイヤの海が二日酔いを 癒し、灼熱の暑さに一息つかせてくれる。そして、全員が全員ではないが、若くて国際的な参加者たちは、イベリア人のごときクールさを持ち合わせており、男女共用のシャワーで裸になり、ここやあそこを洗いながら、あんなことやあんなことについて平気でおしゃべりする。そして、インディー系のフェスティバルの 中で最も安定感のある力強いラインナップも魅力だ。

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8. Pentaport Rock Festival

場所:仁川(韓国)
開催時期:8月上旬

通称『penta』の名前の由来はフェスティバルの5つのメインテーマからきている。音楽、情熱、環境、DIYと友情。ソウルから20マイル離れた仁川を 拠点とするとするこのイベントは韓国のライブイベントでもトップのうちのひとつ。2022年はVampire WeekendやJapanese Breakfast、Deafheaven、韓国人バンドのSAY SUE MEらが出演した。

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7. Burning Man

場所:ネバダ(アメリカ)
開催時期:8月末〜9月初旬

『マッド・マックス』のごときオフラインのどんちゃん騒ぎ繰り広げられるその砂漠のパーティーは、あらゆるストレスを抱えた人々、例えば陰の中傷やコー ディングに疲れたシリコンバレーの金持ち、エナジードリンクを流し込みながら限りない18時間労働を続けてきた人々にとってディオニュソス教の儀式とな る。出演する大物DJは直前に決定され、花火とレーザーを使った演出の措置のひとつとして出演する。

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場所:ニューヨーク(アメリカ)
開催時期:6月上旬

ニューヨーク市で唯一のメジャーな音楽祭りは会場をオールアイランドに移し、アクセスが良好になった。アメリカのフェスティバルの中では決して中規模程度だが、真似のできない優れたラインナップを揃える。ビッグアップルの忙しさ忘れて元気を取り戻すことができる。

『Governors Ball』の詳しい情報はこちら

場所:バルセロナ(スペイン)
開催時期:6月中旬

『Sónar』は普通のダンスフェスティバルよりも特別な存在である。2023年で30回目となるこのバルセロナの3日間のフェスティバルでは、The Chemical Brothersを観た後にデジタルカルチャーについての講義に参加するといった希有な体験が可能だ。

『Sónar』はその触毛を街の隅々まで広げ、芸術の展示品や、子どもに優しいイベントを開催している。しかし、目玉は音楽。2023年にはOneohtrix Point NeverやWata Igarashi、Logic1000、BICEPなどが出演する。

『Sónar』の詳しい情報はこちら

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場所:サフォーク(イギリス)
開催時期:7月中旬

2006年に始まり急速に立場を築いていった『Latitude』は、『Glastonbury』よりも内省的で上品な内容。会場となるのは、休暇街であ るサウスウォールド近くの湖畔の田園地帯。

『Latitude』の急速な成功により、過去10年でイギリス中で過剰な数のブティックフェスティバルが生じることになったが、その多くが忙しいマーケットの中で廃れ、無くなっていった。

自由奔放な精神や家族連れにもフレンドリーな雰囲 気を保つことで評判を得て、生き延びてきた。2013年にはBBC 6のミュージックステージが発足するほどにメインストリームへの影響力を持ち、キャバレーやコメディーの演目もスポットライトを浴びてきた。

唯一の否定的側面は交通アクセスで、サフォーク州の牛にまたがって行く以外の方法ではほとんど辿り着けない。

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場所:インディオ(アメリカ)
開催時期:4月中旬

コーチェラバレーの奥の、ゴルフリゾートや何百万ドルもする現代建築の家を超えた所に、快楽主義たちためのカリフォルニアの新しい中心地が現われる。

砂漠の中のポロ競技場で開催される『Coachella』は、キャンプも可能だが、砂が嫌いな人は、近くのパームスプリングズの5星の宿泊施設で共同生活を送ることができる。

日中のプールパーティーを見逃さないようにして、帽子と水、日焼け止めは準備しておこう。サンジャッキントの山々の後ろで見事に日が沈む前まで暑さは引かない。

48時間続けてウォッカを飲んで、モッシュした後は、ヨシュアツリーナショナルパークを探検してみよう。そう、ボノのように。

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2. Primavera Sound

場所:バルセロナ(スペイン)
開催時期:5月下旬〜6月上旬

ヨーロッパのフェスティバルシーズンをキックオフする『Primavera Sound』は、バンドの再結成や新しいタレントを見ることのできる良い機会となる。出演者は年末特番のごとく大物バンドやアーティストが目白押し。

背後にはバレアレス海が広がり、まさにスペインといった赴き。目を閉じて感じるのは、ここは幸せな場所なのだということ。Caribouのおめでたい演奏を浴びながら、日焼けし、パンダのように眠る。最高の体験である。

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場所:サマセット(イギリス)
開催時期:6月下旬

ブリティッシュミュージックフェスティバルの先駆者。会場では、無秩序なキャバレーのテントや、森に点在するステージ、ピラミッドステージなどに立ち寄ってみてほしい。

規模の大きさという意味では、『Glastonbury』は地球上の快楽主義者にとっての巡礼地として残っており、いまだにイギリスのポップカルチャーにとっては重要な存在だ。

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ロンドンやロサンゼルス、香港、メルボルンなど、108都市39カ国で展開するタイムアウト。ここでは海外のタイムアウトの記事を日本語で紹介するウェブサイト、アラウンド ザ ワールドから、2019年のニューオープンや注目のレストラン、レコードショップ、珍スポットなど、ジャンルを絞り、100カ所をピックアップした。

  • 音楽

東京で1日に行われている音楽イベントとは、一体どれほどの数になるのだろうか。週末ともなれば、あちらこちらで大物アーティストが演奏し、旬なバンドが集まるイベントが行われる。これだけ観ておけ、というアドバイスを仲間に求めても、全員から違う回答が来るかもしれない。こうなってくると投げ出したくなってきたりもするのだが、そこはぐっとこらえてとにかく体を現場へ持っていくこと。東京人に与えられた特権とは、潤沢すぎるほどの現場を味わえることなのだから。

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