Keisuke Tanigawa
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支援募集中のクラブ、ライブハウスリスト

苦境にある現場をクラウドファンディングなどでサポートしよう

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4月7日の緊急事態宣言発令以前から、クラスター発生のリスクが高いとされる「3密」空間の一例として名前が挙がっていたナイトクラブやライブハウスのほとんどは営業自粛を行っていたが、それによって事業者や従業員たちの収入が断たれることに対しては、十分なセーフティーネットは用意されていない状況だ。

日本のクラブはかつて風営法という受難を経験しているが、今回はその比ではない。これから最低でも5月上旬まで営業停止を続けなくてはならない現実に、閉店の二文字がちらついている店も多い。

本記事では、クラウドファンディングやグッズ販売で支援を呼びかけている日本全国のクラブ、ライブハウス、そういった場所をサポートできるような支援団体やプロジェクトを紹介する。

音楽ファンである我々ができることは、パンデミック前の生活を豊かにしてくれていたものが何かを思い出し、パンデミック収束後の生活に何を残したいかを真剣に考え、思い切り「推しに課金」していくことだ。

本記事は随時更新をしていくので、掲載を希望するクラブ、ライブハウス事業者や、クラウドファンディングの情報を持っている人はこちらまでぜひメールを送ってほしい。

※5月22日更新。

関連記事『【随時更新】現在、支援募集中の事業者リスト

北海道・東北

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東京

リターン:UNDERCOVERやWacko Maria、Kunichi NomuraデザインのTシャツ、コインケース、サコッシュ、ドリンクチケットなど

締め切り:7月7日

天狗食堂の存続維持とレコード屋兼動画配信スタジオ「三茶ゃんねる」オープンに向けてのクラウドファンディング。

リターン:ドリンクチケット、オリジナル7inchレコード、Tシャツ、スリップマットなど

締め切り:5月29日

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リターン:ソックス、マグカップ、アンクルソックス、Tシャツ、ドリンクチケット

締め切り:5月26日

リターン:入場チケット、ドリンクチケット、2年間入場フリーパスのゴールドカード、Tシャツ、オリジナルマスク、ステッカー

締め切り:7月7日

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リターン:ポストカード、Tシャツ、長袖Tシャツ、Naaronやyolabmi、森田賢吾&森田仁美、Yuri Kimizukaの作品など

締め切り:6月28日

渋谷区の小規模なナイトクラブ・DJバー・ミュージックバーが参加する任意団体によるドネーションプロジェクト。

参加店舗は東間屋、UNDERBAR、三宿Web、OTO、ORGAN BAR、KOARA、DINING BAR SCUBA、CAFE&DINER スタジオ、Suree、Dimension、虎子食堂、Violetta、club bar FAMILY、BLOW UP、Shibuya CLUB BALL、Rhythm Cafe、RUBYROOMなど。

TシャツやロンT、全店共通ドリンクチケットなどを販売中。

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  • 新宿

歌舞伎町の区役所通り沿い、雑居ビルの5階にある音楽好きによる、音楽好きのための名スナック。

リターンには、『ご支援&オリジナルピック コース』『ボトル焼酎+ご飲食チャージ 1人様 コース』、『1日貸切コース』などがある。

クラウドファンディングの詳細はこちら

店の詳しい情報は『都築響一の東京観光案内所 其ノ四』でも以前紹介しているので、あわせて読んでみてほしい。

soupに縁の深いアーティストたちの作品をBandcamp上で販売。売り上げはすべてsoupへのドネーションとなる。4月23日現在で作品数は2。今後、30組ほどのアーティストが参加予定だ。

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リターン:オリジナル7inchアダプター、スリーブ、Tシャツなど

締め切り:5月1日

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リターン:キンミヤ焼酎とのコラボステッカー、コンピレーションCD『V..A./Save the Organ b.』、『SAVE THE Organ bar』Tシャツ、フリーパスなど

締め切り:5月17日

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リターン:オリジナルコインケース、ショッピングトートバッグ、記念品セット、DJ mix『SHINTARO SAKAMOTO / I Think We Should Make Love 』ダウンロードコード

締め切り:5月15日

リターン:お通し付きドリンクチケット、『2021年東中野ミュージックストリート』チケット、『2021年東中野ミュージックストリート』2daysチケット、中川五郎デザイン じみへんTシャツ

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リターン:薬酒、中華粥、ステッカー、飲み放題パスポート

締め切り:5月20日

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遠藤ミチロウ一周忌『死霊の盆踊り~追悼 遠藤ミチロウ~』を4月25日(土)0時00分から48時間限定でフル公開。映像公開にあたりドネーションを一口1000円から受け付け中。

【出演】
中村達也(TOUCH-ME)/ 山本久土(M.J.Q, 羊歯明神)/ クハラカズユキ(M.J.Q)/ 石塚俊明(NOTALIN’S, 羊歯明神) / 坂本弘道(NOTALIN’S)/ ナポレオン山岸(THE END)/ 西村雄介(THE END)/ 関根真理(THE END, 羊歯大明神)/ 友川カズキ / 友部正人 / 伊藤多喜雄 / 白崎映美 / AZUMI / BAKI / PIKA / タテタカコ / 切腹ピストルズ

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リターン:bonoboガールズブロマイド、HOBOBRASILまたはbimidoriの新作ミックスCD、中原昌也や矢部直、DJ YASがセレクトしたミックスCD、オリジナルTシャツ、トートバッグなど

締め切り:5月20日

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リターン:オリジナルグッズ(Tシャツ)、VIP PASSなど

締め切り:4月27日(月)

営業再開の際には『支援者様還元大感謝祭2DAYS』を開催予定。こちらのネットショップではドネーションTシャツの販売も行なっている。

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リターン:永井博デザインのオリジナルトートバック、is-ness × 0 WネームTシャツ、VIPカード、1ドリンク付き入場チケット

締め切り:5月10日(日)

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運営資金確保のために、坂本慎太郎デザインのパーカーや大橋裕之デザインのマグカップなどのオリジナルグッズを販売中。

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リターン:オリジナルのロングスリーブTシャツ、PHIGVEL別注の高級リネン・ショップコート、Scubaのミックスが入ったUSBなど

締め切り:5月3日(日)

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リターン:ワンドリンク付きの入場券を一口とし、支援を募る。一口10万円のVIPカードは追加分も含め完売

締め切り:4月25日(土)

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リターン:ドリンク付きチケット、ミックス音源のダウンロードリンクなど

締め切り:5月8日(金)

リターン:ANAGRA Tシャツ、トートバッグ、アーティスト書き下しアートワーク Tシャツ、ポスターなど

締め切り:5月6日(水・振休)

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リターン:インビテーションチケット、年間パス、ボトルシャンパンなど

締め切り:5月30日(土)

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リターン:限定ステッカー、手ぬぐい、楽屋ツアー、リハ見学、楽屋にサイン

締め切り:5月29日(金)

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リターン:ドリンクパスの購入枚数に応じてステッカーやTシャツ、ポロシャツ、コーチジャケットなど

締め切り:未定

関東

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リターン:クラフトビール、ステッカー、箱貸レンタル、MIX音源ダウンロード、店主を3時間自由に使える権利など

締め切り:4月29日(金)

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関西・中部・四国・中国

リターン:ステッカー、ドリンクチケット、フェイスタオル、Tシャツ、エコバック、ホールレンタル

締め切り:6月15日

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リターン:ドリンクチケット、コースター型ステッカー、MIX CD(DJ AISEI & DJ ISSY)、Tシャツ

締め切り:5月24日

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リターン:JB'S × AGO オリジナルTシャツ、ドリンクチケット、エントランスチケット

締め切り:5月20日

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リターン:入場券、ドリンクチケット、VIPカード、ホールレンタル

締め切り:5月24日

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リターン:NOVOL×TRIANGLE壁画アートマグカップ、スペシャルデザインサコッシュ、Tシャツ、プレミアムカード 

締め切り:5月23日

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Entertainment BAR BrightMoon

4月1日のオープン計画が頓挫中。

リターン:ドリンクチケットなど

締め切り:5月31日

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リターン:コンピレーションアルバム、サイン入りTシャツ、DVD、年間ドアフリーチケットなど

締め切り:5月31日(日)

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リターン:Tシャツ、空間現代未発表音源セット、エントランスチケットなど

締め切り:未定

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リターン:MIX音源ダウンロード、ドリンクチケット、ホールレンタルなど

締め切り:5月16日(土)

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扇町para-dice

リターン:11周年記念Tシャツ、フライヤー制作、黒板アート、ドリンクチケットなど

締め切り:4月26日(火)

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大阪を拠点に活動しているハードコアバンドのメンバーが中心となり2006年頃に結成されたSMDcrewが、チャリティーTシャツの販売によるライブハウス支援を実施。売り上げはSOCORE FACTORY、NEVERLAND、戦国大統領、MOONSTEP、PEPPERLAND、初台WALLなど関西や東京の各ライブハウスに寄付される。

九州・沖縄

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新型コロナから博多のライブハウスを守りたい!

リターン:オリジナル缶バッジ、ステッカー、コットンバッグ、Tシャツなど

締め切り:4月30日(木)

福岡市を中心に活動している、ジャズコーラスグループThe Cotton Sistersのリーダー、チバマサミの主導で立ち上がったクラウドファンディング。福岡市の全てのライブハウスに分配して寄付する。

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  • Things to do
  • シティライフ

 「約20年、PAの仕事を続けてきたけれど、初めて廃業を考えている」そう語るのは、フリーランスのPAエンジニア(音響オペレーター)の男性だ。都内の小さなジャズ系のライブハウスから数千人規模のアイドルイベントなど、大小の現場で仕事をしてきた。 「毎年この時期(3月)に依頼をもらっていたアイドル系のイベント数本は全て中止になってしまいました。イベント系はトラ(臨時要員)案件での依頼も多く、その場合は開催の2週間前など直前にオファーが来ます。そのため、今年はオファーされる前に無くなってしまったと思われる潜在的な商機が多いです。 ライブハウスに関しては補償はありました。ひとつのハコは3月分でトんだ案件についてはギャラは100%もらえました。しかし、4月からは50%になります。もう一方のハコは3月から50%でした」   終わりの見えない「自粛」 新型コロナウイルスの感染拡大対策にまつわる国内のイベント開催については、2月20日に安倍晋三首相が「イベント等の主催者においては(中略)開催の必要性を改めて検討」するよう求める方針が発表されたことに始まり、2月26日には政府の専門家会議が、大規模イベントの自粛については3月19日ごろまで継続すべきだとの見解を公表していた。 3月20日に再び厚生労働省の公式サイトにて発表された内容は、「これまでの努力を続けなければ、クラスターの大規模化や感染の連鎖、さらには全国のどこかの地域で患者の急激な増加、いわゆるオーバーシュートが生じる可能性(中略)主催者がリスクを判断して慎重な対応が求められる」というものだった。東京都では、3月23日に小池都知事が4月12日まで引き続きイベント開催を自粛するように要請した。 これによってすでに全国で数えきれないほどのイベントが中止や延期をしているが、感染症は興行中止保険の対象にならないことなどから、損害を負担する主催者はチケットの払い戻しや出演料、関係各所への支払いなどの対応に追われている。終わりの見えない「自粛」に、エンターテインメント業界は今、かつてない苦境に立たされている。 「つぶしがきかない」不安 収入源が断たれスケジュールが白紙になってしまったのは、プロモーターや演者だけではもちろんない。舞台を影で支える音響、照明、ローディー、テクニシャン……無数の裏方たちも同様だ。 日本の全国の音楽ライブのPAオペレーションやPAレンタルなどを手がけてきたhod sound works代表の原 HARA-CHIN 優介は、PAという専門性の高い仕事ゆえの「つぶしのきかなさ」に不安を募らせている。 「例えばミュージシャンの方々はこの白紙期間を制作に当てることができますが、我々はイベントがなければなにもできない。同業者を見渡しても、中止になった案件で裏方にまでキャンセル料などがすぐに支払われるケースは今回はあまりないように思います」 ライブ配信を新たなチャンスに そんななか、新たに依頼が増えてきている仕事は、打開策として広がっているライブ配信だという。無観客状態の会場でアーティストやミュージシャン、DJがパフォーマンスをネット上で生配信する。音楽ライブの配信と言えばこれまでは無料のものが多かったが、今回の騒動をきっかけに有料配信の普及を進めていくべきという機運もある。 すでに、チケット販売プラットフォームの『ZAI

  • 音楽
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先日4月5日、新型コロナウイルスの影響を受けた音楽業界を映し出すドキュメンタリー映像作品『#WASH』が、バンドGEZANが主催するレーベル、十三月の公式YouTubeチャンネルで公開された。  新型コロナウイルスにおける感染拡大防止を目的とした、ライブハウスやクラブの自粛が始まってから約1カ月。音楽シーンが受けた影響と打撃、そして「急がないと手遅れになることがたくさんある」という切迫した状況が、約30分の映像作品として表現されている。 音楽はDJ NOBU、青葉市子、GEZANが担当。  ライブハウススタッフや音楽ジャーナリストらの声を記録 出演者はマヒトゥザピーポー(GEZAN)のほか、LIVEHAUS発起人のスガナミユウ、下北沢FEVER代表の西村等、恵比寿LIQUIDROOMの山田佳織里、音楽ジャーナリストのASANUMA YUKO、十三月、DOMMUNEの宇川直宏。 彼らが発する言葉には、戸惑いや不安の声、現状への不満から今後への期待まで、さまざまな感情が入り混じる。なお、中盤では先日開催された署名活動「Save Our Space」の記者会見や、スガナミが地上波テレビの取材を受けた際の様子も収録。 少しでも多くの人に現状を理解してもらうことを願って ドキュメンタリーに出演するGEZAN自身も、2020年4月1日に恵比寿リキッドルームで予定されていたリリースツアー公演が中止になったばかり。新型コロナウイルスによる影響を大いに受けている。その一方で、先日4月7日からは大阪の老舗ライブハウス難波BEARSを支援すべく、オムニバスCD『日本解放』をリリースするなど、GEZANは独自の手段で現状を打破しようとしている。  しかし、音楽ファンを含めたシーンの関係者だけでフォロー、リカバーし合うには、あまりに被害が大きいのも事実。このドキュメンタリー作品を通し、音楽が生まれる場所の大切さ、状況の深刻さが、少しでも多くの人、そして然るべき人々の目に届くことを願う。 テキスト:高木望 関連記事『30万人を超える署名を獲得、SaveOurSpace記者会見レポート』『レディー・ガガが豪華アーティストを集めたオンラインコンサートを4月19日に開催』 
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クリエーターチーム、レーベルのorigami PRODUCTIONSが、新型コロナウイルスの感染拡大によって活動ができなくなってしまったアーティストに向けて、同プロダクションに所属するプロデューサーやミュージシャンたちの楽曲を無償で提供する『origami Home Sessions』を立ち上げた。 origami PRODUCTIONSのアーティストが、ライブ収益が当面見込めないアーティストに楽曲を無償提供する「origami Home Sessions」を立ち上げました。私達が提供するインストやアカペラを使って曲を作りリリースも可能です。リリースしたアーティストに全収益をご提供します。https://t.co/58oColTZ6w pic.twitter.com/Na7s9iN1en — origami PRODUCTIONS (@origami_PROD) March 30, 2020 Ovall、Kan Sano、Michael Kaneko、Hiro-a-key、Shingo Suzuki、関口シンゴ、mabanua、Nenashiら、ジャズやソウル、ヒップホップをバックグラウンドに持つ人気プロデューサー、ミュージシャンが所属している同プロダクション。 今回、提供用にアップされたトラックは、誰もが自由にアレンジして自らの作品としてリリースすることができる。トラックを使用して得た収益は100%アーティストに入る。現在、mabanuaやKan Sano、Shingo Suzuki、Michael Kaneko、関口シンゴによるインストゥルメンタルトラックと、Hiro-a-keyによるアカペラトラック、そして制作のための各楽曲のステムデータがSoundCloud上で公開されている。 アーティストの皆様、僕のこのトラックあげますので好きに使ってSNSへのアップロードはもちろん、リリースして自身の収益にしてもらって構いません!歌やラップもいいですよね。ガイドライン、パラデータ等はこちらへ⇨https://t.co/gcsFSpHlha pic.twitter.com/1GdMGgfwNp — mabanua (@mabanua) March 30, 2020 origami Home Sessionsの詳しい情報はこちらから関連記事『イベント自粛の裏で、PAエンジニアたちの苦闘』
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