ベルは、ディズニープリンセスらしくない、はみだし者のプリンセス
エマ・ワトソンは、ロンドンでの『美女と野獣』
それが、典型的なワトソンの姿である。彼女はハーマイオニーのように自身の行いのすべてが重要だと信じている聡明な努力家だ。彼女は、2015年の実写版シンデレラのオファーを受けたが、この役を断った。しかし、フェミニストのDNAを持つプリンセスである『美女と野獣』のベルは違った。「私の大好きなヒロインの核にあるのは、常識に逆らう、とても自立した考え方です」と彼女は言う。「ベルが自身で物事を判断することにとても共感します。ベルは、ディズニープリンセスらしくない、はみだし者のプリンセスです」。
インタビュー漬けの長い1日の始まりの午前10時、ワトソンはフレンドリーながらも集中した様子で、チョコレートクロワッサンのパンくずをテーブルから払い落としている。少女だったころ、1991年のアニメ版『美女と野獣』を繰り返し見ていたという。「頭がおかしくなると思うほど何度も見ていたと両親に言われました」。